デビュー6年! トヨタ「ヤリス」がさらなる一部改良! 機能進化の陰で実は「走り」も確実に“深化”!? 実際に試した印象とは
トヨタは2026年3月2日、「ヤリス」の一部改良モデルを発売しました。デビュー6年が経過した主力コンパクトカーの進化について、自動車研究家の山本シンヤ氏が実際に試乗して確かめてみました。
密かにおこなわれた「走りの改良」は公式アナウンスされていない謎
早いもので、2020年2月に登場したトヨタのコンパクトカー「ヤリス」も、デビュー6年が経過しました。
今までのトヨタであれば、そろそろ次期モデルが登場してもおかしくないタイミングですが、2026年3月2日に2回目の改良が行なわれました。何がどう変わったのでしょうか。
エクステリアの変化は、新色「マスタード」の追加(Z)とブラック加飾のドアミラー、シャークフィンアンテナの採用が挙げられます。
その一方で「コーラルクリスタルシャイン」と2トーンカラーが廃止されたほか、さらに超細かい話ですが、「競技のシーンで有利になるように」とオプション設定されていた195/50R16タイヤも設定から落ちています。
フロントマスクに大きく手が入った「アクア」の一部改良(2025年9月実施)と比べると小規模ですが、現状のデザインの評価が高いことから、「あえて変える必要がなかった」のかなと推察されます。
インテリアは、装備関連の変更が主です。
具体的には、電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能(HEV:ハイブリッド車)、10.5インチ(Z)/8インチ(G)ディスプレイオーディオ、フロント席アームレスト(HEVのZ/G)、スマートエントリーシステム(全車標準)、ターンチルトシート設定のグレード変更などが行なわれていますが、その一方でデジタルキー、アドバンスドパーク、コンフォートシートセットが廃止されています。

電動パーキングブレーキは、欧州向けには当初から採用されていたものの、日本仕様にはなかなか採用されなかったアイテムのひとつでした。
今回の追加により、全車速追従機能付の「レーダークルーズコントロール(アダプティブクルーズコントロール)」には、停止保持機能が追加されています。
一般ユーザーには嬉しい変更ですが、ラリーなどのモータースポーツで使うユーザーにとっては、サイドターンができなくなってしまうのが悩ましいところかもしれません。
ちなみに10.5インチディスプレイは視認性・操作性がアップされているも、実際に運転席に座ってみると、インパネデザインとのバランスなのか曲がって装着されているように見えてしまうのが少々残念なところです。
走りの部分については、トヨタの公式ウェブサイト上に掲載される「お知らせ」を見るとノーアナウンスです。
しかし実際はどうなのでしょうか。
今回筆者(自動車研究家 山本シンヤ)は一部改良を実施したHEVのZグレード(FF)で、東京都内の一般道と首都高速で試乗をしましたが、なるほど着実に“深化”をしていたことを実感できました。


































































