利根川から圏央道に“接続”! 国道354号に「新バイパス」完成! ゆくゆくは「新4号バイパス」にも直結? 「境岩井バイパス」3月に開通 茨城
2026年3月25日、茨城県で工事が進められていた国道354号「境岩井バイパス」が開通を迎えました。
圏央道のアクセス、市街地の渋滞緩和に期待
茨城県土木部道路建設課は2026年3月25日、境町で工事を進めていた国道354号「境岩井バイパス」のうち、境町大字山崎から境町大字伏木にかけての延長約3.2kmの供用を開始しました。
一体どのような道路で、開通してどう便利になったのでしょうか。
国道354号は、内陸部である群馬県高崎市から太平洋に面する茨城県鉾田市に至る延長195kmの一般国道です。
群馬県館林市、埼玉県加須市を通過後、茨城県は古河市やつくば市などを経由し、日本三大河川の1つである「利根川」に沿って東西を結ぶ重要な幹線道路として重用されています。
このうち境町は、利根川と温泉やライン下りなどで知られる「鬼怒川」に挟まれる地域で、南側は千葉県野田市、西は隣接の五霞町を超えると埼玉県幸手市・久喜市、北は古河市を超えると栃木県野木町・小山市など、県境密集地帯にあります。
同地域において国道354号は町の主要アクセスルートを担っており、利根川の上流側で首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と交差し、国道4号(新4号バイパス)に接続します。
境岩井バイパスは、この現道よりも北側に延伸する道路で、延長6.3kmの計画で2001年(平成13年)に事業に着手しました。

そのうち2020年(令和2年)までに圏央道 境古河ICのアクセスを向上させるべく優先された延長1.74kmが開通しており、今回開通した境町大字山崎から境町大字伏木にかけての延長3.16kmと合わせて、延長4.9kmが利用可能になりました。
354号の現道は、圏央道と交差はするものの、最寄りのICである境古河ICまではやや離れており、354号からは町の中心部を結ぶ県道17号線などを利用する必要がありました。
完成した道路は、幅7mの車道、幅1.25mの路肩を挟んで幅3mの歩道が設けられており、現道と境古河IC間の交通が転換されることで、境岩井バイパスと接続する県道17号線を始め、県道126号線・137号線・24号線などの渋滞緩和に期待され、周辺地域で暮らす人々の利便性の向上に寄与すると見込まれています。
交通ネットワークが強化されたことで、中心地に集まっている町役場や医療機関のほか、旭化成建材を中心とする企業が集まっている工業団地などのアクセスも向上し、周辺地域の交流人口拡大、物流の効率化などの効果にも期待されています。
なお、境岩井バイパスは残り延長1.4kmの区間が整備中となっています。
当面は暫定2車線(片側1車線)で運用され、最終的には第二期整備計画で片側2車線(4車線)の道路となる予定です。
また、境古河IC北側から古河市の中心部方面に向かい、新4号バイパスに接続する「古河境バイパス」(延長3.2km)も計画中で、事業完了までにはしばらくかかる見込みです。
ここが完成すれば、新4号バイパスから茨城県方面の圏央道を利用しやすくなり、つくばや阿見、成田方面へのアクセスが向上します。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。










