“1万回転”まで回る「V8」搭載! 新たな「“ミッドシップ”スポーツカー」に注目! 家を出るときは“そーっと”走行できるランボルギーニ「テメラリオ」どんなクルマ?
2024年8月に登場したランボルギーニ「テメラリオ」は、「ウラカン」の後継となる次世代PHEVスポーツカーです。長年続いたアウディとの共有設計から脱却し、完全独自のアーキテクチャを採用したことで大きな注目を集めています。はたしてどのようなクルマなのでしょうか。
1万回転の専用V8搭載でスポーツカーの常識を変える
ランボルギーニ「テメラリオ(Temerario)」は、「ウラカン」の後継モデルとして2024年8月17日に米カリフォルニア州モントレー・カーウィークでワールドプレミアを迎えたV8ミッドシップPHEVです。
日本では2024年11月29日に国立競技場で開催されたイベント「ランボルギーニ・デイ・ジャパン2024」で初披露されました。
ウラカン、さらに遡れば「ガヤルド」以来続いたアウディとのプラットフォーム共有から脱却し、V12の「レヴエルト」と共通のランボルギーニ独自アーキテクチャを採用したことが、このモデル最大のトピックです。ランボルギーニは主要スーパースポーツモデルを自社主導で開発する体制を強化しています。
エクステリアはカウンタックのDNAを受け継ぐ鋭角的で未来的なシルエットが特徴です。フロントに配置されたY字型デイタイムランニングライト、ボディサイドを流れるシャープなエアアウトレット、そして可動式リアウイングなど、空力とデザインが高次元で融合しています。
ボディサイズは全長4706mm×全幅1996mm×全高1201mm、ホイールベース2658mm、乾燥重量1690kgです。
心臓部はランボルギーニが独自開発した4リッターV型8気筒ツインターボ(L411型)で、リッターあたり200psという高効率エンジンは最高出力800ps(9000〜9750rpm)・最大トルク730Nm(4000〜7000rpm)を発揮し、最大許容回転数は約10000rpmに達します。

フロントEアクスルに2基、変速機に組み込まれたリアに1基の計3基の電気モーターを組み合わせたPHEVシステムにより、システム最高出力は920psを実現。8速DCTとAWDで0-100km/h加速は2.7秒、最高速度は343km/hです。
バッテリー容量は3.8kWhで、電気のみで走行する「ステルスモード」も選択可能。前輪の回生ブレーキに加えV8エンジンから直接充電する仕組みも備え、ウラカン比でCO2排出量を最大50%削減しています。
ランボルギーニが「HPEV(ハイパフォーマンス電動車両)」と呼ぶPHEVのアプローチは、性能と電動化の両立というブランドの中期計画「コル・タウリ」の具現化そのものです。
ブレーキは前後カーボンセラミックディスクを標準装備し、前輪には10ピストンキャリパーを採用。ランボルギーニCEOがこのモデルを「正真正銘のFUORICLASSE(フオリクラッセ=規格外)」と称するほどの総合戦闘力を持ちます。
インテリアはジェット機の操縦席を想起させるコクピットデザインで、大型ディスプレイを中心に先進的なインターフェースを配置。ヘルメット着用時でも余裕ある頭上空間を確保しており、サーキット走行も見据えた設計です。
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日本向け価格は本稿執筆時点では未発表。920psのV8 PHEVでアウディとの共有体制から脱却したテメラリオ。車名「テメラリオ」はイタリア語で「大胆」「無謀なほど勇敢」を意味し、そのネーミングはこのモデルの本質を的確に表しています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。








































































