AIと「トモダチ」になる未来とは? アイシンが「ウーブン・シティ」でAIエージェント展示! 対話からキズナを生む3段階の実証計画

トヨタとウーブン・バイ・トヨタは、Toyota Woven Cityの開発拠点「Inventor Garage」の稼働に伴いイベント「KAKEZAN 2026」を開催しました。会場ではインベンターによる様々な実証が展示されており、本記事ではアイシンのAIエージェントの取り組みを解説します。

アイシン、Woven Cityで関係構築型AIを実証 MaaS社会の基盤構築へ

 アイシンは自社が展開する「AIエージェント Saya/KAIBA」の取り組みについて、Toyota Woven Cityで開催されたイベント「KAKEZAN 2026」で披露しました。

 このイベントはToyota Woven Cityの新たな開発拠点「Inventor Garage」がまもなく稼働することに伴い行われ、インベンター同士の繋がりを生むことを目的としています。

 そのなかで、様々な企業から開発中の技術や実証が展示されましたが、アイシンの「AIエージェント Saya/KAIBA」は今後どのような取り組みを行っていくのでしょうか。

Sayaさんとトモダチに! ヒトとAIがキズナを!
Sayaさんとトモダチに! ヒトとAIがキズナを!

 Toyota Woven Cityでは、昨年9月に実証が始まったPhase 1エリアに加え、「Inventor Garage」がまもなく稼働を開始します。ここは、かつてのTMEJ東富士工場を改修した拠点です。

 インベンターの発明を加速させる場所として活用されるとともに、今回は技術や仕組みを知る場として「KAKEZAN 2026」が開催されました。

 このイベントは、産業を超えた連携により新しい価値を創出する「カケザン」を促進する目的で実施されています。

 会場内では、Woven City Inventorsの取り組みを紹介する区画も。

 ここでは、Woven Cityが提供する技術や設備を活用し、初期段階のインベンターたちが進めている実証実験の状況が展示されています。

 多岐にわたる企業が参加する中、アイシンはAIエージェント「Saya/KAIBA」の展示を行いました。

 アイシンが開発を進めるのは、マルチモーダル技術を用いたAIエージェントです。

 より人間らしい自然な対話や振る舞いを実現し、親しみやすいシステムの構築を目指しています。

 なおこのAIエージェントは、すでに一般向けにも展開されており、東京都港区役所では区民向けの案内として、東京学芸大学附属竹早小学校ではAIクラスメイトとして、その他にもNECやスギ薬局、さらには大阪万博などでも活用されています。

 そうしたなかで、今回Toyota Woven Cityではどのような活用を見据えているのでしょうか。

 現地担当者は取り組みの目的について、次のように説明しています。

「アイシンはWoven Cityで、人とAIが友達になる世界を目指しています。AIには車なども含まれますが、こうしたAIが友達になる世界です」

 このAIエージェントは、画像や音声認識を用いてユーザーの意図を把握します。特徴的なのは自然なしぐさの再現です。話し始めには目をそらし、話し終わりには相手を見るといった、心理学的知見に基づいた視線行動を取り入れています。

 また、音声だけでなく画像認識をフル活用することで、騒音環境下でも的確な対話が可能。担当者は「ジャパンモビリティショーの時は75デシベルから80デシベルほどのノイズがある環境でしたが、口の動きを見ているため話すことができました。また、子供が来たら目線を合わせて会話をするなどの可能です」と述べています。

Toyota Woven Cityでは、まずは案内機能などを通じて人との接点を持つ
Toyota Woven Cityでは、まずは案内機能などを通じて人との接点を持つ

 アイシンは、ヒトとAIの関係性構築に向けて3つのフェーズで実証を計画しています。

 第一段階のPhase 1(2026年4月〜)は「出会い」です。

 案内エージェントとして活用され、まずはWoven Cityの案内機能などを通じて人との接点を持ちます。担当者によると、「まずはウェルカムセンターに案内用のものを置き、皆さんに触れていただきます」とのことです。

 続くPhase 2(2026年12月〜)は「記憶」をテーマに、Weavers(住民)との関係性構築研究が行われます。

「10人ほどのWeaversとの間で人間関係を構築します。スマートフォンなどのアプリを通じて、ひとつの記憶を持った状態で日常的に会話を深めていきます」と担当者は解説します。

 最終段階となるPhase 3(2027年12月〜)は「共生」です。

 個々に寄り添うAIエージェントとして、絆が形成されているかを検証します。

「最終的に、 Sayaの言うことを聞いてくれるかなど、アドバイスを受け入れてくれるかといった基準で、絆ができているかを評価します」と担当者は今後の展望を語りました。

※ ※ ※

 アイシンのAIエージェントは、単なる情報案内の機能にとどまらず、ユーザーとの長期的な信頼関係を築くことを目標としています。

 Woven Cityという実環境での実証を通じて、MaaS車両でのコンシェルジュ機能や、介護施設での作業支援など、多様な分野への展開が検討されています。人とAIが日常的に共生する社会に向けたシステム構築が、着実に進行しています。

【画像】Sayaさんとトモダチに! ヒトとAIがキズナを! (6枚)

【複数社比較】愛車の最高額を見る(PR・外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

【2026年最新】自動車保険満足度ランキング

【頭金0円】毎月1万7千円代でフォレスターに乗れる!?(PR・外部リンク)

最新記事

全国のガソリン平均価格
2026/04/22時点最新
直近の平均価格
レギュラー
165.9 +1.9
ハイオク
177.1 +1.9
軽油
155.5 +1.8
情報提供元:株式会社ゴーゴーラボ
gogogsで詳細をみる

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー