東北道を「またいで横断」する橋が開通! 長年課題の「市の東西“分断”」が解決! 宇都宮線白岡駅のアクセス改善! 将来は「東武動物公園」直結? 「白岡宮代線」3月開通 埼玉
2026年3月22日、埼玉県白岡市で工事が進められていた都市計画道路「白岡宮代線」が開通を迎えました。
分断された地域を結ぶ架け橋
埼玉県白岡市は2026年3月22日、市内で工事を進めていた都市計画道路「白岡宮代線」の延長829mが、同日16時に開通したと発表しました。
どのような道路で、開通してどう便利になったのでしょうか。
都市計画道路「白岡宮代線」は、東北自動車道(以下、東北道)によって分断されている白岡市内の交通ネットワークの改善を目的に計画された道路です。
埼玉県を南北に縦断する東北道ですが、JR東北本線(宇都宮線)の白岡駅東口と市の東側が分断されており、両地区の往来には東北道の直下に設けられた狭い地下道を利用できますが、大雨時には冠水によって利用できないことがありました。
地下道の冠水時や通過不可能な背の高い自動車は、駅の北側に位置する「新寺塚橋」、もしくは南側に位置する「千駄野橋」があるため、なんとか東北道を横断できるものの、大回りで不便なルートを取らざるを得ず、市内東部地域から白岡駅のアクセスは劣悪です。
また新寺塚橋と千駄野橋間は約1km離れていることもあって、地域で暮らす人々の生活だけでなく、物流や緊急時の交通ネットワークも改善が望まれていました。

今回開通した白岡宮代線は、既存の橋梁の間に設けられた延長829mの新道です。道路は幅9mの車道と幅3.25mの歩道で構成され、自動車だけでなく歩行者も安心して利用できるようになっています。
敷設ルートは白岡駅前と、市役所や市立図書館、保健福祉総合センター、生涯学習センター、市立南中学校、市総合運動公園など、市内の主要な公共施設が集まる地区を直線的に結びます。
829mの新道のうち232mは新しく設けられた橋梁となっており、東北道の上部を立体的に交差します。新しい橋は市民から寄せられた192件の名称案から選ばれた「白岡中央大橋」と名付けられました。
駅前に位置する郵便局やスーパーマーケット、東西に位置する主要な医療施設などのアクセスが改善したことで、地域住民の生活利便性の改善だけでなく、市内の物流や緊急医療、防災など多岐に渡って環境改善が図られています。
ちなみに白岡宮代線は名称の通り、白岡市と、同市の東側で隣接する「東武動物公園」がある宮代町を結ぶ構想の都市計画道路ですが、現時点では具体的な事業計画はまとまっていません。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。


























