ホンダ「“新”ブルドッグ」発売へ! スクランブル・ブースト+ブリスターフェンダーでど迫力な”元祖”「シティターボII」と“BOOSTモード”搭載の新生「スーパーワン」が夢の共演! 2台から見える共通点とは

「オートモビルカウンシル2026」のホンダブースでは、発売間近の「スーパーワン」と「シティターボII」を展示。40年以上の時を経て「新旧ブルドッグ」の並びが実現したことで、多くの人が足を止めて見入っていました。

あ、これは「ブルドッグ」だ!

 歴史的名車の展示を中心に、クルマに関わる文化を紹介するイベント「オートモビルカウンシル」。2016年から毎年、幕張メッセ(千葉市美浜区)を会場にして3日間催されており、今年は2026年4月10日から12日まで開催されました。

 出展者は多岐にわたり、ヘリテージカー販売店だけでなく、自動車メーカーやインポーターも参加。オートモビルカウンシル2026では、トヨタ・ホンダ・三菱・ポルシェジャパンなどが貴重なクルマを用意しました。

 毎年話題のクルマを持ってくるホンダですが、今年も大いに注目を集めました。というのも、まさにヘリテージを感じさせるクルマが並んだからです。

 そのひとつが、イベント初日に5月下旬の発売がアナウンスされた「スーパーワン」です。ホンダの軽EV「N-ONE e:」をベースに、パワーやハンドリング性能を向上したスポーツタイプのEVで、ブリスターフェンダーを装着したスポーティな外観を特徴とします。

 その外観を見て、50代以上でクルマに興味がある人の多くが「あ、これはブルドッグだ!」と連想したに違いありません。

 ブルドッグとは、1981年に登場した初代「シティ」の高性能版「ターボII」につけられた愛称です。

 シティターボには2種類あり、まず1982年に、ノーマルで67psというスペックだった1.2リッターエンジンをターボで武装して100psまで高めた「ターボ」を追加。こちらの外観は通常モデルと大きな変化はなく、ボンネットに追加されたパワーバルジ(ボンネットの膨らみ)で識別が可能な程度。ホイールも12インチのままでした。

「ブルドッグ」の愛称で知られるホンダ「シティターボII」
「ブルドッグ」の愛称で知られるホンダ「シティターボII」

 そして翌年、ブリスターフェンダーやサイドステップ、エアダム付きカラードバンパーの採用で大きくイメージを変えた「ターボII」が出現。最高出力は110psに達し、ホイールも13インチに拡大されました。その迫力あるスタイルは人気を博し、今なお語り継がれる存在となっています。

 オートモビルカウンシル2026のホンダブースには、なんとそのブルドッグをスーパーワンと並べて展示したのですから、当時を知る世代に刺さらないはずがありません。

 しかもスーパーワンは、用品部門のホンダアクセスが開発した純正アクセサリーコーディネート「BULLDOG STYLE(ブルドッグスタイル)」を装着。「40年以上の時を超えて実現した、新旧ブルドッグの並び」が鮮やかに演出されていました。

 BULLDOG STYLEでは、大きなテールゲートスポイラー、イエロー/ホワイトに色味を変更できるバイカラーLEDフォグライト、ドアに貼るBULLDOGのロゴなどが目を引きます。しかもロゴのフォントはシティターボIIと同じデザインで、おまけに「TURBO II WITH INTERCOOLER」の表記を「BULLDOG WITH ELECTRIC POWER」に変えているのですから、「よくわかっているなあ」と唸らされました。

 さらに、ホンダのスタッフに話をきいたところ、「イエローフォグはシティターボIIの黄色いフォグライトをオマージュしており、ロゴを貼る位置をフロントドアの後寄りにしたのもシティターボIIを意識した」とのこと。そのコダワリにも感激しました。

※ ※ ※

 なおシティターボIIには、10秒間だけ過給圧を10%アップする「スクランブル・ブースト」を搭載していました。スーパーワンの「BOOSTモード」も、それを連想させます。

 クルマ好きは歴史的なつながりがあるクルマに惹かれてしまうもの。この2台は、まさしくオートモビルカウンシルの展示にふさわしいクルマと言えます。

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Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

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