スズキ「ハヤブサ」エンジン搭載! “超軽量ボディ”の新型「トライク」まもなく登場!? 200馬力超えの“ちいさな高性能モデル”リンモータース「FP3」米国で販売へ
アメリカのリンモータースが発表した「FP3」が大きな話題を呼んでいます。「公道を走るフォーミュラカー」を目指して開発されたというFP3は、いったいどのようなモデルなのでしょうか。
見た目はフォーミュラカーそのもの!でも3輪!?
2026年3月、アメリカのスタートアップ企業であるリンモータースは「FP3」を発表しました。
テキサス州オースティンに本拠を置くリンモータースは、モータースポーツの技術を市販車に直接落とし込み、本格的なフォーミュラカーの走りを公道で実現することを目指している新進気鋭の自動車メーカーです。
開発時にはF4のマシンを参考にしたというFP3は、一見するとフォーミュラカーそのものです。
一方、リアを見ると後輪はひとつしかない3輪仕様の“トライク”となっています。
それ以外の部分はほぼフォーミュラカーに準じた設計となっていて、たとえば、シャシーはスペースフレームをベースにアルミニウムのパネルを組み合わせたセミモノコック構造が採用されており、517kgという超軽量でありながら、高い車体剛性を確保しています。
心臓部に搭載されるのは、スズキの大型スポーツバイクである「ハヤブサ」の1340cc直列4気筒エンジンで、最高出力は210psにもおよびます。
これにパドルシフト付きの6速シーケンシャルギアボックスが組み合わされることで、FP3の0-100km/h加速は2.8秒という驚異の数値を記録しています。

また、サスペンションにはプッシュロッド式のダブルウィッシュボーンが装備されており、走行ステージに合わせた細かなセッティングの変更が可能です。
さらに、多くのフォーミュラカーと同様に空力性能も追求されており、高速走行時には最大で約300kgのダウンフォースを発生させるといいます。
そのほか、コックピットにはドライバーを保護する「ヘイロー」も装着されています。
なお、全長や全幅といったボディサイズの具体的な数値は、現時点では公表されていません。
FP3の納車は2026年後半から順次はじまる予定となっており、価格は7万8499ドル(約1260万円)とされています。
3輪での発売となった本当の理由とは?
FP3が特徴的な3輪仕様を採用したのは、「法の抜け穴」を突くねらいがあったためのようです。
フォーミュラカーの走りを公道で実現することを目指しているリンモータースですが、アメリカのほとんどの州では、法律上それが不可能です。
一方、「3輪のバイク」として納車することでバイクの一種というあつかいになり、ほとんどの州で合法的に登録できるといいます。
実は、FP3はユーザー自身の手で4輪化することができる設計となっており、コンバージョンキットもセットで販売されています。
つまり、公式で販売されているコンバージョンキットを装着することで、文字どおりの「公道を走るフォーミュラカー」を実現することが可能となるわけです。
ただし、この「4輪化された3輪のバイク」が合法であるかどうかは、州によって解釈が異なるようです。
このように、一定の条件をクリアする必要はあるものの、「公道を走るフォーミュラカー」を実現可能なリンモータースの取り組みは、アメリカ国内のマニアから大きな期待が寄せられています。
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ちなみに、FP3はそもそもオープンホイールであることから、日本の公道を走ることはできないようです。
なお、リンモータースでは今回発表されたFP3にくわえて、2028年4月には新たなモデルである「FP1」の予約受注を開始するとしています。
FP1は、実際のF1マシンと同じサイズかつ621kgという超軽量ボディに600psのエンジンを搭載するなど、まさに「公道を走るF1」となることを目指しているといいます。
そのスペックもさることながら、どのような販売手法がとられるのかにも注目が集まっています。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。















































































