トヨタ新型「ライズ」まもなく登場!? まさかの「3列シート仕様」追加&5ナンバーサイズ維持で「ミニ・シエンタ」誕生する? 「小型SUVの絶対王者」次期型の姿を予想!
デビューから6年半が経過するトヨタ「ライズ」ですが、そろそろフルモデルチェンジの時期に差し掛かっているといえるでしょう。新型ライズはどのようなコンパクトSUVに進化するのでしょうか。予想してみました。
トヨタ新型「ライズ」まもなく登場!?
トヨタ「ライズ」は、ダイハツが開発・生産し、トヨタに供給している「ロッキー」の兄弟車(OEM車)です。
トヨタの強力な販売ネットワークも相まって、スモールSUV(Aセグメント)の中でも圧倒的な人気を誇る“絶対王者”と呼べる存在となっています。
2019年11月に登場した現行モデルは、現在(2026年4月時点)で発売から約6年半が経過。
一般的に乗用車のフルモデルチェンジは5年から6年周期で行われることが多いため、ライズもいつ新型が出てもおかしくない時期に差し掛かっているといえます。
実際、ダイハツの認証不正問題がなければ、2024年から2025年頃にはフルモデルチェンジを受けていたというのが大方の見方です。
諸事情により計画は後ろ倒しになったものの、そうした背景を考えれば、2026年後半、遅くても2027年中には次期型が登場すると予想しても無理はないでしょう。
現行モデルはモデル末期といえる時期ながら、依然として絶大な支持を集めています。
2025年1月から12月の「乗用車ブランド通称名別順位(日本自動車販売協会連合会調べ)」では、前年比196.9%となる10万851台を記録しました。

これは供給元であるダイハツの認証不正問題による出荷停止からの「反動増」という側面が大きいものの、取り回しやすいサイズでありながら大人4人が無理なく座れる室内、クラス随一を誇る荷室の広さなどが改めて評価された結果といえます。つまり、絶妙なボディサイズと秀逸なパッケージングこそが、売れている最大の理由なのです。
現行モデルのボディサイズは、全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm、ホイールベースは2525mm。最小回転半径は4.9m~5.0mに抑えられています。
荷室容量は通常時でも369リットル(デッキボード下段時)を実現。床下収納も驚くほど深く、格上のBセグメントSUVに匹敵する積載能力を誇ります。そして、180万700円から244万2000円という、手に入れやすい価格帯も重要なポイントです。
近い将来登場すると目されている新型ライズは、5ナンバー枠に収まるサイズ感や取り回しの良さ、広い後席と荷室など、現行モデルのヒット要因を確実に堅持してくるはずです。
もちろん、昨今の情勢から10万円から30万円程度の価格アップは致し方ないとしても、それ以上の大幅な値上げは、コストパフォーマンスが重視されるこのクラスでは「命取り」になりかねません。
もし価格的な魅力が薄れてしまえば、「もう少し予算を足して『ヤリスクロス』などの格上モデルを選べばいい」ということになり、現在のユーザー層からそっぽを向かれる懸念があるからです。
一方、現行モデルの課題を挙げるなら、ハイブリッド(2WD)やガソリン車の燃費でしょう。ハイブリッドのWLTCモード燃費は28.0km/Lと決して悪くはありませんが、最新世代の「e-SMART HYBRID」の搭載により、30.0km/L超えを目指す可能性は十分にあります。
新型モデルでガソリン車が継続されるかは不透明ですが、車両価格を抑えるためには、依然として必要なパワートレインといえそうです。
そのほか、ハイブリッドに4WD(E-Four)が設定されるかも注目のポイントです。リアモーターのE-Four化には、床下やリアサスペンションまわりの大幅な改良が必要ですが、フルモデルチェンジというタイミングであれば実現のハードルは下がります。
しかし、これも価格アップに直結するのは必至であり、メーカー側がユーザーニーズをどう捉えているか次第といえるでしょう。
さらに新型モデルでは、3列シートを備える「ロングボディ」の存在も囁かれています。5ナンバーサイズを維持したまま3列シートを実現する、いわば「ミニ・シエンタ」とも呼べる新バリエーションの誕生に期待がかかりますが、一方で、かつての7人乗りコンパクトカー「パッソセッテ」の二の舞になるのではという懸念も拭えません。
リアフェンダーが膨らんだ形状となるSUVの場合、リアドアの開口部(特に足元)が狭くなりがちです。
ある程度の最低地上高を確保するとなると床面も高くなり、リアドアがスライド式ではなくヒンジ式であれば、なおさら乗降性に制約が出てきます。3列目の居住性をどこまで確保できるのかは、大きな懸念材料です。
現行モデルの強みを損なうことなく3列シート化を成立させられるのか。少なくともシエンタの3列目と同程度の居住性を備えていない限り、設定しても短命に終わってしまう気がしてなりません。加えて、価格面でもヤリスクロスを超えない設定にできるのかといった課題も残ります。
それでも、3列シート化に伴う重量増やパワー不足の懸念は、次世代「e-SMART HYBRID」によってある程度カバーできるはずです。
もしコンパクトSUVで実用的な3列シートを実現できれば、市場では完全な「ライバル不在」の状態となります。3列目を緊急用と割り切る層にとっても、一定のニーズを満たす存在になるかもしれません。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。









































