“300馬力”の1.8リッター「直4ターボ」搭載! 最速級の「“6速MT”スポーツカー」どんなクルマ? トヨタ「GRカローラ」サイズの“FFスポーツ”ルノー「メガーヌRS」とは
トヨタ「GRカローラ」に近いサイズと300馬力を誇るルノー「メガーヌRS」の高年式個体が、現在中古車市場で流通しています。新車のGRカローラより150万円近く安く、400万円台で狙える本格スポーツとは、いったいどんなクルマなのでしょうか。
「400万円前半」で狙える本格スポーツ
ルノー「メガーヌRS(ルノー・スポール)」は、F1を筆頭とするモータースポーツの知見を市販車にフィードバックした、世界屈指のホットハッチです。
2018年8月に日本上陸を果たした4代目モデルの「トロフィーR」は、ニュルブルクリンク北コースでFF市販車最速タイムを塗り替えるなど、その高い走行性能で世界を驚かせました。
このメガーヌRS、実は日本で絶大な人気を誇るトヨタ「GRカローラ」と極めて近いパッケージングを持っています。
ボディサイズは全長4410mm×全幅1875mm×全高1465mm。全長4410mmのGRカローラと長さが全く同じでありながら、全幅はメガーヌRSのほうが25mm広く、全高は15mm低いという、よりワイド&ローなスポーツカーらしい構えを特徴としています。実用的なハッチバックの枠を超えたスポーティなキャラクターは、まさにGRカローラの好敵手といえる存在です。

パワートレインは、最高出力300馬力・最大トルク400Nm(MT)/420Nm(EDC)を発生する1.8リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。トランスミッションは、素早いシフトチェンジを実現する6速EDC(ダブルクラッチ式)と、自らの手で操る喜びを味わえる6速MTがラインナップされています。
さらに、4輪すべてを操舵させる「4コントロール(4WS)」を採用しており、FF車として極めて高い旋回性能を誇ります。
インテリアでは、アルカンターラが奢られたレカロ製バケットシートを採用し、スポーツカーとしての機能性を両立させた本格的な仕上がりとなっています。
車両価格(消費税込)は、販売終期の2022年発売モデルで524万〜559万円でしたが、現在の中古市場では、2022〜2024年式が400万円前半で流通しています。
なお、シリーズの最後を飾る特別仕様車として、新車価格659万円の最終限定モデル「ウルティム」も設定されていました。このモデルは世界限定1976台。「1976」という数字はルノー・スポールが設立された1976年に由来しており、同部門の歴史の重みを感じさせるプレミアムな一台となっています。
ウルティムでは、500万円台後半の車両本体価格での流通が確認されています。ただし、こういった高年式の流通台数は非常に少ない状況です。 運良く出会えることができれば、新車価格568万円からのGRカローラよりも、ざっと100万円以上安く手に入る計算となります。
高年式メガーヌRSは、手放しで格安と言い切れる価格ではありませんが、GRカローラの中古相場が高値で安定していることを考えれば、このスペックと内装クオリティが400万円台前半で手に入るというのは選択肢として十分に“あり”でしょう。
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ルノー・スポールの歴史に幕を閉じた今、この高いスペックと充実した装備を考えれば、「最強のメガーヌ」を最良のコンディションで検討できる機会は、まさに今が最後かもしれません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。














































