町田-川崎を東西に結ぶ“新ルート”開通! 踏切渋滞を立体交差で回避!? 横浜市の「川崎町田線」とは
横浜市青葉区で整備されていた都市計画道路「川崎町田線(恩田地区)」の約1,150m区間が、2026年3月26日に開通しました。東急こどもの国線との立体交差により、長年の課題であった踏切渋滞が解消されました。また、市内初となる自転車道が整備されたことで、歩行者や自転車の安全性も向上しました。
横浜市青葉区の「川崎町田線(恩田地区)」3月26日開通! 踏切回避で渋滞を緩和
2026年3月26日、横浜市が青葉区内で整備を進めていた都市計画道路「川崎町田線(恩田地区)」の約1,150mの区間が開通しました。
新横浜の都心部から町田や川崎方面を接続する主要な放射型幹線道路の一部として、新しいバイパス区間が完成したことになります。
開通前日の3月25日には現地で開通記念式典やお披露目会が開催され、地域の関係者や住民が集まりました。長年にわたる交通課題の解決に向けた新たな道路の運用が始まります。
今回開通した都市計画道路「川崎町田線(恩田地区)」は、横浜市青葉区田奈町52番地先(田奈小学校付近)から恩田町1112番地先(あかね台入口交差点)までの延長約1,150mの区間です。
この道路は、すでに事業が完了している町田市境側の「しらとり台さつきが丘地区」と、現在事業中の「田奈地区」の間をつなぐ役割を担っており、国道246号線へ接続する重要なルートの一部を構成します。
道路の標準幅員は22mで確保されており、片側1車線(往復2車線)の車道が整備されました。
車道の両側には、それぞれ幅3.5mのゆとりある歩道と、幅2.5mの自転車道が設けられています。
自転車の通行空間を車道や歩道から物理的に分離する自転車道の整備は、横浜市内では初めての事例となります。
これにより、歩行者と自転車、そして自動車の交錯を防ぎ、それぞれの安全性を高める構造が採用されました。
この道路の開通により、周辺地域における複数の交通課題の解消が見込まれています。
これまで、並行する既存の県道では、東急こどもの国線の「長津田2号踏切」が存在し、列車の通過に伴う交通遮断が原因で慢性的な渋滞が発生していました。
さらに、この踏切渋滞を避けるための迂回路として、市道恩田390号線などの周辺道路へ車両が流入する事態が常態化していました。
該当の市道は、地元のあかね台中学校や田奈小学校の通学路に指定されているにもかかわらず、歩道が狭いため、児童や生徒をはじめとする歩行者の安全確保が地域における課題とされていました。
今回完成した恩田地区のバイパス区間は、こどもの国線の線路下を通過するアンダーパス構造を採用しています。
踏切を通らずに通行できるルートが形成されたことで、踏切待ちによる交通のボトルネックが解消されます。
通過交通が新道へと転換されることにより、これまでの現道や通学路の交通量が減少し、地域の安全性が向上することが期待されています。

開通を前日に控えた3月25日には、現地で開通記念式典や一般向けのお披露目会が開催されました。
式典は恩田橋東側付近で行われ、関係者によるテープカットや、地元のあかね台中学校吹奏楽部による記念演奏が披露されたようです。
また、恩田橋西側からこどもの国線付近までの約250mの区間を開放したお披露目会には多くの人が訪れ、記念のノベルティなども配布されました。
新しい道路の開通に対しては、周辺地域を利用するドライバーや住民からも関心が寄せられています。
SNSなどでの開通前の投稿では、「待望の開通まで、あと2日」といった声や、東側の準備が整った様子を伝える写真とともに「開通すれば、140号としては旧道となる中恩田橋交差点の渋滞も大きく緩和される事でしょう」と、長年の渋滞ポイントの改善に期待する反響が見受けられました。
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川崎町田線(恩田地区)の開通により、長津田エリアから町田市方面へのアクセスルートが一つ完成しましたが、川崎町田線全体の整備は今後も続きます。
今回開通した区間の東側に隣接する「田奈地区」では、延長約650mの区間において引き続き事業が推進されています。
農地が広がる地域における既存用水路の切り回しなど、農業継続に向けた協議等を経て完成に至った恩田地区の開通は、横浜市北部の交通環境を改善する一歩となります。
Writer: くるまのニュース編集部
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