国道2号“破滅の渋滞”に「4車線の海側バイパス」完成! 「巨大な橋」で港を「ズバッと4車線通過」 廿日市まで完全スルー! 広島西区・佐伯区の「臨港道路廿日市草津線」拡幅が完了
広島県の港湾部に位置する「臨港道路廿日市草津線」の拡幅工事が完了し、2026年3月29日に全線開通を迎えます。
港湾部の混雑緩和に期待
広島県は2026年1月29日、広島市から廿日市市にかけて敷設されている「臨港道路廿日市草津線」の4車線化事業の完了を報告しました。
新しく設けた「はつかいち大橋」を含め、3月29日に全線の供用が開始されます。
臨港道路廿日市草津線は、広島市佐伯区の南側、五日市港から廿日市市の木材港北にかけて敷設された延長約2.9kmの道路です。
海田町から廿日市市にかけ、国道2号のバイパスとなる総延長23.3kmの「広島南道路」を構成する道路の一部として機能します。

I期・II期に分割して事業が進められてきた同区間のうち、JR・広電五日市駅南側のI期工区は2017年(平成29年)2月19日に約1.6kmが開通済み。約1.3kmのII期工区は4車線化の拡幅工事だけでなく、新たに「はつかいち大橋」を設ける橋梁工事も行われました。
新しい橋梁は既存のはつかいち大橋に並行して設けられており、橋梁区間は835m。既存のはつかいち大橋は急勾配で知られていますが、新しいはつかいち大橋は対象的にゆるやかな構造となっています。
西広島から廿日市にかけては、草津で2車線になる国道2号の本線を使うか、かなり山側に迂回して2号のバイパス「西広島バイパス(通称:西バイ)」を使うしかなく、広島港西部では慢性的な交通渋滞が発生。物流や集客などの多方面で機能低下に陥っていました。
周辺地域は大型商業施設のほか、港湾関係企業や工場などが建ち並び、2025年1月にはポテトチップスで有名な菓子メーカー「カルビー」の地元工場となる「せとうち広島工場」が稼働開始するなど、今後も交通量の増大が予想されています。
臨港道路廿日市草津線の全線供用開始によって、慢性化していた周辺道路の混雑が解消され、港湾部を中心とした交通ネットワークの改善が見込まれています。
局所的な課題の解決だけでなく、広域的な交通ネットワークの改善にも効果を見込んでおり、大規模災害時に利用できる道路ネットワーク、緊急時の輸送経路の確保も図られています。
港湾関係企業や商業施設だけでなく、周辺地域で暮らす人々の安心・安全な暮らし、街の活性化にも効果を発揮することが期待されています。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。
























