レクサス「LC/LCコンバーチブル」販売終了! 「5リッターV8自然吸気エンジン」ついに消滅へ! ラグジュアリー“FR”クーペの象徴が歴史に区切り
レクサスのフラッグシップクーペ/オープンカーとして人気を集めてきた「LC500h」「LC500」「LC500 Convertible」が、2026年3月11日時点で公式ホームページ上にて販売終了となっていることが明らかになりました。コンセプトカーに近い美しいデザインやV8自然吸気エンジンなどで高い評価を受けてきた「LC」シリーズですが、ついに大きな節目を迎えた形です。その魅力と歩みをあらためて振り返ります。
LCシリーズ販売終了へ
2026年3月11日までに、レクサスは公式ホームページにおいて、フラッグシップクーペである「LC500h」と「LC500」、そしてオープンモデルの「LC500 Convertible(コンバーチブル)」が販売終了となることが明らかになりました。
レクサスの象徴的なラグジュアリークーペとして長らくラインナップされてきたLCシリーズですが、ついにその歴史に一区切りが付く形となります。
レクサスLCは、2012年の北米国際オートショーで公開されたデザインコンセプト「LF-LC」をベースに開発されたモデルです。
「より鋭く、より優雅に」という開発理念のもと、レクサスならではのデザイン性と走行性能を高い次元で融合することを目指し、コンセプトカー発表から約5年後となる2017年に市販モデルが登場しました。

ラインナップは3.5リッターV型6気筒エンジンとハイブリッドシステムを搭載するLC500hと、5.0リッターV型8気筒自然吸気エンジンを搭載するLC500の2種類が設定され、ブランドのフラッグシップクーペとして高い注目を集めました。
さらに2020年には、優雅なスタイルをそのままにオープンエアドライブを楽しめるコンバーチブルが追加され、シリーズの魅力は一層広がりました。
近年では、英語で「頂点」を意味する“PINNACLE(ピナクル)”の名を冠した特別仕様車「LC500“PINNACLE”」および「LC500 Convertible“PINNACLE”」が登場し、シリーズの集大成ともいえる豪華な仕様が話題となりました。
LCのボディサイズは、全長4770mm×全幅1920mm×全高1345mm(コンバーチブルは1350mm)という堂々としたサイズ感となっており、そのスタイリングはフラッグシップクーペらしい存在感を放っています。
低く構えたシルエットとワイドなスタンスが特徴で、スポーツカーの躍動感とラグジュアリーカーの優雅さを両立させたデザインが大きな魅力です。
エクステリアでは、レクサスの象徴ともいえる「スピンドルグリル」を中心に据えたフロントフェイスが印象的です。
シャープなヘッドライトや立体的なボディラインが組み合わさり、クーペとしてのダイナミックな造形を強調しています。
リアは、L字型のテールランプやワイド感を強調したデザインが採用され、後ろ姿にも強い個性が与えられています。
コンバーチブルモデルでは、電動開閉式のソフトトップを採用し、ルーフを閉じた状態でも美しいシルエットを維持するよう設計されています。
インテリアは、レクサスならではの匠の技術と高級素材を組み合わせた空間となっています。
ドライバーを包み込むようなコックピットデザインが採用され、スポーツカーとしての操作性とラグジュアリーカーとしての快適性を両立しています。
レザーやアルカンターラ、金属加飾などを組み合わせた上質な仕立てが特徴で、細部に至るまで丁寧な作り込みが感じられます。
視認性の高いデジタルメーターや大型ディスプレイも備え、先進性と伝統的なクラフトマンシップが融合したインテリアとなっています。
装備面では、レクサスの先進安全技術「Lexus Safety System+」をはじめとした各種安全支援機能を搭載しています。
さらに、高品質なオーディオシステムや快適装備も充実しており、長距離ドライブでも快適に過ごせる環境が整えられています。
コンバーチブルモデルでは、オープン走行時でも快適性を保つためのネックヒーターなども装備されており、季節を問わずオープンドライブを楽しめる工夫が施されています。
パワートレインについて、LC500h には3.5リッターV型6気筒エンジンとハイブリッドシステムを搭載、LC500およびLC500 Convertibleのパワートレインには、5.0リッターV8自然吸気エンジンが搭載されています。
トランスミッションには10速AT(Direct Shift-10AT)が組み合わされ、素早い変速と高い走行性能を実現。駆動方式はFR(後輪駆動)を採用しています。
なお、今回LC500およびLC500 Convertibleの販売終了により、レクサスのラインナップから5.0リッターV8自然吸気エンジンモデルが姿を消すことになります。
価格(消費税込み)については、LC500が1410万円から、LC500hが1455万円から、LC500 Convertibleが1555万円という設定となっており、レクサスのフラッグシップにふさわしい価格帯でした。
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販売終了が明らかになったLCシリーズですが、レクサスのブランドイメージを象徴するモデルとして、多くの人の記憶に残る存在であることは間違いないでしょう。
コンセプトカーに極めて近いデザインを市販モデルとして実現した点に加え、自然吸気V8エンジンを搭載したラグジュアリークーペという希少性も相まって、多くの自動車ファンにとって特別な一台として支持されてきました。
近年は自動車業界全体で電動化が急速に進んでおり、大排気量自然吸気エンジンを搭載したモデルは年々少なくなっています。
そうした流れの中で、個性的なラグジュアリークーペであるLCシリーズが販売終了となることに、寂しさを感じるファンも少なくないようです。
今後のラインナップやレクサスの次なるフラッグシップモデルの動向にも、引き続き注目が集まりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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