トヨタ「最新シエンタ」注文殺到で“入手困難”に!? メーカー初の「記憶する電動パーキングブレーキ」が大好評!“値上げしたけど不満なし”な「コンパクトミニバン」販売店での現状は?
2025年8月に一部改良がおこなわれたトヨタ「シエンタ」ですが、半年経過した現在の状況はどうなのでしょうか。
トヨタ「最新シエンタ」注文殺到で“入手困難”に!?
2025年8月、トヨタの人気コンパクトミニバン「シエンタ」の一部改良モデルが発売されました。
発売から半年が経過した2026年2月中旬に関東地方にあるトヨタ販売店にて、シエンタの近況を伺うと、「2025年11月以降、順調に納車が進みました」と手応えを語ります。
販売店スタッフのコメントを裏付けるように、シエンタ2025年11月から前年を上回る登録台数となっています。
日本自動車販売協会連合会調べによる「乗用車ブランド通称名別順位」では、2025年11月は前年対比109.4%の9703台で4位。同年12月は同133.7%の9239台で2位。2026年1月は、105.7%の1万145台で2位となっています。
2025年8月の一部改良では、「電動パーキングブレーキ(EPB)・ブレーキホールド機能」が全グレードに標準装備されました。このブレーキホールド機能付電動パーキングブレーキの標準化は、シエンタにとって待望といえるもので、販売店では「EPBを待っていたなど、高く評価されています」と現場の声を明かします。

このEPBには、メモリー機能も搭載されていて、ブレーキホールド機能をオンのまま電源を切った場合、次回運転開始時にオンの設定が維持される機能がトヨタブランドで初めて追加されています。
メモリー機能についても、「毎回、EPBの操作をせずにすむと評価する方がいらっしゃいます」といいます。
さらに、EPBの採用に伴い、「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)」に停止保持機能も用意されたことで、「高速道路もよく使うお客様を中心に好評を持って受け止められています」と教えてくれました。
また、「オートエアコン」や」ETC2.0+ドライブレコーダー(前後方)」が「X」以外に全車標準化されていますが、「いまや付いていて当たり前の必須装備だけに、こちらも好評です」と話します。
加えて、「ドライバー異常時対応システム」が全グレードに標準装備されましたほか、さらに、全車標準の「プロアクティブドライビングアシスト機能(PDA)」に車線内走行時の常時操舵支援機能が追加され、ドライバーアシスト機能を充実化させています。
なお、「Z(ハイブリッド車)」をベースとしたMODELLISTA(モデリスタ)との共同開発によるコンプリートカー“JUNO”が設定されていますが、このモデルは後席およびラゲッジスペースを架装することで、「持ち運べる部屋」という新しい価値を提供する2人乗りの仕様です。
画期的な仕様であるものの、筆者(塚田勝弘)が取材した販売店では「ほとんどオーダーには至っていない模様です」という実情も漏れ聞こえてきました。
一部改良などでアップデートされることで、ひとつネックとなるのが車両価格のアップでしょう。
現行モデルは207万7900円から332万2000円(いずれも消費税込)という価格帯で販売されており、従来モデルより価格は上昇しているものの、販売店スタッフは「約5万円から9万円と比較的抑えられているため、大きな不満にはなっていません」と分析します。
むしろハイブリッド車を中心に、一部の販売店ではガソリン車も現在、受注停止になっている状況で、「どうしてもいまオーダーしたい場合、サブスクリプションの『KINTO』を薦めるケースもあります」と現状を語ってくれました。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。















































