「“新しい”オービス」が全国で増殖中!? 神出鬼没な“移動式”で「良く見ないとわからない」? 各地で目撃される“新種”「半固定式オービス」とは
自動的に速度違反を取り締まる「オービス」と呼ばれる機器のなかでも、近年新たな「半固定式オービス」が全国でその数を増やしているといいます。新たな目撃例を含め、最新の情報について紹介します。
沖縄県にも新たに半固定式オービスが誕生
主要幹線道路や高速道路などで速度違反を自動で取り締まる装置の通称を「オービス」と呼びます。
昨今はそのオービスも形状や設置場所、形態が多様化し、様々な方法で取り締まりが行われるようになりました。
筆者(オービスガイド 大須賀)は、こうしたオービスを調査するため日々全国の道路を走行していますが、特に近年とくに高速道路を中心に急激に配置が増えている新種、「半固定式オービス」の現状についてお知らせします。
![これが新しいタイプの速度違反自動取締装置「半固定式オービス」の拠点だ!(沖縄県の沖縄自動車道にて)[撮影:オービスガイド]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/01/20260113_ORBIS_OKINAWA_Highway_000.jpg?v=1768280784)
半固定式オービスとは、「固定式オービス」と「移動式オービス」の良いところを兼ね備えた、新しいタイプの速度違反自動取締装置です。
文字どおり“半分固定されている”ことが特徴です。
その仕組みは、高速道路の路肩に、四角い金網のケージへオービス本体を設置できるよう、電源などを備えた土台部分(以下「拠点」)を複数箇所に設け、1台のオービスカメラ(移動式オービス)本体を、各拠点間で不規則に移動させて運用するという、いわば神出鬼没の方式です。
従来の固定式オービスと比べて設置コストを抑えられるうえ、1台のオービスで複数箇所の速度抑止が可能となる点が大きな利点といえます。
固定式オービスの代替品として、近年各地で設置例が目撃されています。
たとえば、沖縄県に初めて半固定式オービスの拠点が設置されたのは、2025年12月に入ってからでした。
半固定式オービスは基本的に高速道路上へ設置されるため、筆者は沖縄自動車道の全区間について、上下線ともに調査を行いました。
その結果、12月7日時点で次の2か所に拠点が確認できました。
●その1:沖縄自動車道 下り(許田方面)/金武IC~宜野座IC間(19.4キロポスト付近)
那覇方面から向かうと、沖縄自動車道の終盤にあたる場所で、レンタカーを利用して北部の人気観光スポット「沖縄美ら海水族館」などへ向かう観光客が多く通行する区間です。
「沖縄自動車道の下り方面にはオービスがない」と思い込んでいるドライバーも多いため、拠点に本体が設置された際には、撮影されるケースが増える可能性もありそうです。
●その2:沖縄自動車道 上り(那覇方面)/沖縄北IC~沖縄南IC間(19.4キロポスト付近)
調査当日は建設中で、基礎工事の段階でした。現在は従来型の門型支柱に設置されたLH式オービスが目印となっていますが、近いうちにこのLH式オービスは撤去されるものと思われます。
他県でも、従来の固定式オービスが設置されていた場所付近に半固定式オービスが新設される例が見られます。
一般的には、場所が周知されている地点に設置すると取り締まり効果が薄れるようにも感じられますが、電源や通信設備がすでに整っているため、設置しやすいといったメリットがあるのかもしれません。
なお、他県では「3カ所の拠点に対しオービス本体1台」という運用構成が多く見られるため、沖縄自動車道でも今後3カ所目の拠点が設置される可能性があります。
半固定式オービス用の予告看板は、設置地点の1~2km手前から、青色の縦型でスリムなタイプのものが複数枚、左側路肩に設置されるのが一般的です。
沖縄自動車道でも基本的な仕様は同じですが、「速度自動取締路線」という日本語表記に加え、「SPEED CHECK」という英語表記が併記されている点が特徴的です。
半固定式オービスに馴染みのない地域の方は、頭上に設置された大きな予告看板をイメージしているケースも多いため、追い越し車線走行時や夜間などは見落としやすいかもしれません。































































































