ダイハツ タント購入ガイド「新車・中古車購入」から「下取・査定」まで徹底チェック

このダイハツ タント購入ガイドでは、最新モデルとなり快適性と安全性が向上したダイハツ タントをより詳しく知るため、新車/中古車購入時の疑問点となるグレードやパッケージ、値引き情報などを一挙に解説します。タントを下取・買取相場に出す際の平均額もご紹介します。

タントの基本情報

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 ダイハツ「タント」は、クルマとしての性能&利便性を追求したスーパーハイトワゴンの軽自動車です。ここではタントの最新モデル情報や価格帯などをご紹介します。
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タントの最新モデル情報

 2019年にフルモデルチェンジしたタントは、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)に基づき、走行性能と快適性能を高いレベルへ進化させた軽自動車のスーパーハイトワゴンモデルです。

 注目ポイントは「ミラクルオープンドア」の利便性を向上させた「ミラクルウォークスルーパッケージ」で、「パワースライドドア ウェルカムオープン機能」などによって、大開口ドアから広々とした室内へのアクセスが快適になる多数の装備が備わっています。

 進化した予防安全機能「次世代スマートアシスト」は従来の機能に加えて、「車線逸脱抑制機能」や、「ブレーキ制御付誤発進抑制機能」が追加されています。なお、2020年1月マイナーチェンジモデルから「路側逸脱警報機能」や「夜間歩行者検知機能」などが追加されました。

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タントのグレード/装備/価格帯

 タントのグレード・パッケージは標準モデルのタントが「L(スマートアシスト非装着車)」「L」「Xスペシャル」「X」「Xターボ」の5種類、カスタムモデルのタントカスタムが「X」「Xスタイルセレクション」「RS」「RSスタイルセレクション」の4種類が存在し、合計9グレードがラインナップされています。全グレードで2WD/4WDの選択が可能となっており、トランスミッションは全グレード共通でCVTが搭載されます。

 以下の本体価格は全て税込みの金額です。

タント L 2WD:1,342,000円/4WD:1,468,500円

 一般的なエントリーモデルに位置するグレードです。快適装備が省略されており必要とされる最小限のアイテムのみ備えたグレードとなっていますが、タントの基本となる「ミラクルオープンドア」や予防安全装備「次世代スマートアシスト」などの安全装備はもれなく搭載されています。ハイトワゴンとしての広さを確保しながら価格を抑えた経済性に優れるグレードである半面、後部座席の「ロングスライド機能」や電動でリヤドアを開閉する「パワースライドドア」は装備されませんので、購入の際は注意してください。

タント L(スマートアシスト非装着車) 2WD:1,243,000円/4WD:1,369,500円

 上記のエントリーグレード「L」からさらに安全装備「次世代スマートアシスト」も非装着にした、タントのラインナップ中で最も安価な本体価格となるグレードです。
本当に最小限の装備のみで充分というユーザーやビジネスモデルとして使用する方に向けたグレードといえるでしょう。

タント X 2WD:1,490,500円/4WD:1,617,000円

 全ラインナップ中で最もスタンダードモデルという扱いのグレードで、左側のリヤドアが電動開閉機構を備えた「パワースライドドア」になるなど「ミラクルオープンドア」周りの装備が充実しています。また外装デザインも変更されていて、ヘッドライトの間に黒い装飾ガーニッシュが装備されるため「X」グレードであるとすぐ分かるようになっています。このグレードからリヤシートが左右分割&ロングスライド機構になり、室内の利便性が飛躍的に向上するうえ、オートエアコンやキーフリーシステム、プッシュスタートシステム、液晶インフォメーションディスプレイなど多くの快適装備が標準で備わっていますので、タントを購入する際にはおすすめできるグレードです。

タント Xスペシャル 2WD:1,408,000円/4WD:1,534,500円

「X」の構成を基本に、一部快適装備を削減することで本体価格を抑えたグレードです。具体的には、エクステリアの「サイドガーニッシュ」の色がルーフと連動しなくなり、フロントウィンドウ以外のガラスが「スーパーUV&IRカットガラス」から「UVカットガラス」へとグレードダウンしています。またインテリアでは左右フロントシートの「シートヒーター」や運転席の「シートリフター」と「USBソケット」、左側リヤドアの「パワースライドドア」、後部座席の「ヒーターダクト」などが省かれています。しかし安全装備や走行性能には差異は無いので、これらの装備が不要と考える方にはとてもお買い得なグレードとなります。「X」グレードの購入を考える際にはこちらも検討してみてはいかがでしょうか。

タント Xターボ 2WD:1,644,500円/4WD:1,765,500円

「Xターボ」はターボチャージャー付きエンジンを搭載した、タントの最上位グレードです。エンジンのパワーが大きく向上しているので、多人数での乗車や高速道路の走行、荷物を満載して使用する用途が想定されるユーザーには積極的に選んで欲しいグレードです。また次世代スマートアシストに「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」と「レーンキープコントロール」が追加されるのはこのグレードのみです。それ以外の装備も基本的に「X」に準じたものとなっているので、新型車ならではの先進装備や安全装備にも事欠かず、高い満足感が得られるでしょう。

タントカスタム X 2WD:1,721,500円/4WD:1,842,500円

 タントカスタムの基本となるグレードです。カスタムモデルならではの「大型エアロバンパー」「リアスポイラー」「フロントグリルLEDイルミネーションランプ」に加えて、存在感のある足元を演出する「14インチアルミホイール」などが標準で設定されています。その他の装備は基本的に標準モデルのタント「X」に準じているので、迫力のあるエアロデザインのみならず快適性と安全性ともに高いバランスを両立しているグレードです。

タントカスタム Xスタイルセレクション 2WD:1,749,000円/4WD:1,870,000円

「カスタムX」にスタイルセレクション専用オプション・パッケージを追加したグレードです。外観ではバンパーやサイドガーニッシュにメッキ加飾が施された点が主な違いで、よりゴージャス感が増したデザインとなっています。

タントカスタム RS 2WD:1,853,500円/4WD:1,974,500円

「カスタムX」をベースにターボチャージャー付きエンジンを搭載したグレードです。標準モデルのタント「Xターボ」同様にエンジンのパワーが大きく向上しているので、迫力のあるエアロデザインを求めながら多人数での乗車や高速道路の走行、荷物を満載して使用する用途が想定されるユーザーにおすすめとなるグレードです。装備面での「カスタムX」との違いでは、「15インチアルミホイール」「革巻ステアリングホイール」「インパネセンターシフト本革」などが追加されており、より高級感を高めるアイテムが備わっています。

タントカスタム RSスタイルセレクション 2WD:1,881,000円/4WD:2,002,000円

 タントカスタムシリーズの最上位に存在し、内容としては「カスタムRS」に「スタイルセレクション専用15インチアルミホイール」などのオプション・パッケージを装備してより豪華なエクステリアへと仕上げられたグレードです。外観では前出の専用デザインとなるアルミホイールに加えて、バンパーやサイドガーニッシュにメッキ加飾が施されたため、タントカスタムの最上位グレードとしてふさわしいゴージャスな装備が揃えられています。エンジン出力も快適装備も、そしてデザイン面においても一切妥協のないタントを求める方におすすめできるグレードです。

購入時の値引き情報

 タントの値引き価格の相場はディーラーの見積りで、車両本体価格のみの場合に15万円前後、オプション価格含めた場合は最大30万円ほどの値引きが期待できます。また、タント・タントカスタムで比較した場合ではタントカスタムの方が車両本体価格が高いため、値引きの比率が同じであっても結果的に値引きの金額が大きくなる傾向が見られます。

 まず、タント・タントカスタムが属する軽自動車のスーパーハイトワゴン市場には、ホンダ「N-BOX」、スズキ「スペーシア」、日産「デイズ」などライバル車が多く存在していることが値引きにプラスに働く要因となります。これらライバル車の見積もりも取り、タントと競合させることで値引き価格の拡大が狙いましょう。さらにダイハツ正規ディーラーだけでなく、近隣に複数メーカーの新車を取り扱っているサブディーラーの店舗がありましたら、そこでの見積もりを使ってタント同士の競合を行うこともできます。このようにライバル車だけでなくタント同士の比較によって値引きの上限値を引き出す事は十分に可能となるでしょう。

 購入時期によっても値引きの額に差が出ており、営業スタッフの熱量も高くなる時期、具体的には8月~9月と1月~3月の決算時期を狙って商談を持ち込むことで、大きな値引きを引き出せる可能性があります。

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タントの中古車市場

 タントは中古車のなかでも高い需要を持っています。ここでは、タントの各年代のモデル情報や、購入時の注意点などをご紹介します。

タント 各年代モデル情報

 タントは2003年に販売を開始し、現行モデルは4代目のモデルとなります。各年代のモデルを解説しながら、タントの中古車市場情報を確認していきましょう。

初代モデル:2003年~2007年生産モデル

中古車平均購入額:183,000円

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 2003年に発売された初代タントは、「幸せ家族空間」をコンセプトに優れた環境性能や、街でも乗りやすい運動性能を持った新しいジャンルの軽自動車として開発されました。軽自動車の中で、最長となる2440mmのホイールベースにより、広く明るいスペースを確保することに成功しました。
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2代目モデル:2007年~2013年生産モデル

中古車平均購入額:386,000円

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 「ミラクルオープンドア」を搭載し、1480mmの広いドア開口を実現しました。室内高は先代モデルより25mm高い1355mmに、室内長は2160mmと、室内スペースの拡大も実現しています。これには、ファミリー層や子育てユーザーに高い人気を得ました。
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3代目モデル:2013年~2019年生産モデル

中古車平均購入額:1,007,000円

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 初代モデルから継承されていた「広さ」「使いやすさ」に磨きをかけ、さらに「低燃費」「低価格」を目指したモデルです。JC08モード燃費で28km/Lを実現し、「スマートアシスト」を搭載し、安全性能も向上させています。
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4代目モデル:2019年~生産中

中古車平均購入額:1,444,000円

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 圧倒的な広さ、使いやすさから「スーパーハイト軽ワゴン」を開拓したモデルです。「世界初」「軽自動車初」のロングスライドシートや、ウェルカムオープン機能、注射支援システムなどさまざまな機能が搭載されています。
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タントの中古車をチェック

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 初代モデル〜2代目モデルは販売開始からある程度の年数が経過しているため、本体価格が安価な個体が多く流通している傾向です。一方で、3代目モデルから4代目となる最新モデルは販売から間もなく年式・走行距離が少ない、状態の良い車両が高値で取引されています。4代目モデルに関しては新古車などがほぼ新車に近い本体価格で取引されるケースがあります。

タントの中古車購入時の注意点

 中古車購入には修復歴や整備状況、保証の有無など、多少のリスクがあります。修復歴がある車両はドア開閉の不具合を起こしたり、不快な振動が発生したりする原因になるため、たとえ安価であっても避けた方が無難です。

 また、車検残や保証体制に走行距離、そして在庫時の管理状況など、中古車は様々な注意点をひとつひとつ見極めなければなりません。特に保証関係では新車の方がメーカー一般保証・特別保証が充実しているため、中古車の見極めが難しいという方は新車購入をおすすめします。

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タントの買取・査定市場

 中古車市場のなかでも高い需要があるタントの買取査定相場などをご紹介します。

タントの査定・下取り相場は?

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 平均使用年数9年、平均走行距離73,400kmのタントの査定額は、3万円~となっています。もちろん、年数が経過していても、走行距離や程度の良さで100万円に近い査定額にもなり、同年モデルであっても大きく幅が出るのが実情です。また、どの年式、グレードでも下取り価格と買取価格の、現在の買取市場では10万円ほどの差が出るようです。

 さらに、タントは残価率が高いモデルとしても有名です。軽自動車は比較的価値の下落が大きいものですが、タントは需要が高いことから価値が落ちにくいようです。車種によって買取と下取りの差が5万円程度であるのに対して、回転率が見込めるタントは買取でも高価値を維持しています。特に、新しい世代のものであるほど、高い買取が見込めるでしょう。

タントの売却先は?

 下取り査定が出ない年式が古い・走行距離が多いタントでも買取店を利用すれば買取査定が出る場合があります。年式が新しい・走行距離が短いタントでも、ディーラー下取り査定よりも、中古車買い取り専門店へ買取査定に出した方が金銭的なメリットが大きいです。買取専門店は地域によって査定額が変動する場合があり、複数店舗で見積もりを取ることで相場価格より高額査定を狙うことができるとされています。タントに関して言えば、都市部よりもファミリー層の需要が高い郊外地域の方は需要が高い傾向です。

タントの高額査定が期待できるグレードは?

 タント・タントカスタムの現在のリセールバリューを他のクルマの平均と比較して見ると、タント・タントカスタムはどのグレードも満遍なく良好な値となっています。さらにその中でも上位グレードであるタントカスタムの「RS」系が買取査定額、人気ともに高い状態です。リセールバリューも含めて新車の購入を検討する場合、デザインの好みと予算の都合が合うならばタントカスタム「RS」系のグレードを新車購入することがおすすめです。またその際にはブラック系やホワイト系のボディーカラーを選択すると、より買取査定額は高まります。走りの良さに加えて安全装備や快適性の面でも不足が無いグレードのため、購入後に不満を抱える可能性が低いことも安心できるポイントです。

 その一方でエントリーグレードのタント「L」もリセールバリューの面では大きく劣るものではありません。よって装備をある程度我慢してでも絶対的な出費額を抑えたいと考えている方はタント「L」を新車購入することで希望に沿ったカーライフが送れるでしょう。

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タント購入のまとめ

 使い勝手と快適性に優れたタントをお得に手にいれるため、購入時のメリット・デメリットをご紹介します。

タントの新車購入メリット・デメリット

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 タントはライバル車となる、スペーシア、N-BOXなどのスーパーハイトワゴン市場で人気を争っており、ユーザーにとっては選択肢の多さと相見積もりで値引きを引き出す交渉材料となり得ます。一方で、快適装備を充実させようとすると新車購入時の支払総額が200万円を超えてしまうことはデメリットと言えるでしょう。

 しかし、支払総額が高額になりがちなのはタントだけではなくライバル車にも同じ事が言えます。なお、中古車市場で需要が多いタントは、新車を上位グレードで購入すると高いリセールバリューが期待できるので、高額な支払総額は大きなデメリットとはならないでしょう。

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タントの中古車購入メリット・デメリット

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 タントの中古車は市場流通量が豊富なため、パワースライドドアやスマートアシストなどオプション・パッケージが充実していた安価な車両と出会える点が最大のメリットです。最新モデルの中古車に関しては車検が残っている車両がほとんどである点も大きなポイントでしょう。

 デメリットは新車購入時よりも車両の劣化が進んでいる点ですが、販売店で車検整備・一般整備がしっかりと施されている車両であれば安心して購入することができます。

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