2020年に全車電動化を完了したボルボ その意図とは何か【PR】

電動化をおこなうことで、二酸化炭素の排出量は確実に削減できる

XC40 Recharge Plug-in hybrid T5

 クルマの電動化が地球環境の為に良いとはいえ、技術の進展やユーザーが負担しなければならないコストなどを考えたら一足飛びに電気自動車にシフトするというのが難しいのもまた事実。そこでボルボが打ち出したのは、段階的ながら明確な電動化に向けてのマップです。

 2020年時点では「とにかく電動化技術をクルマに取り入れ、少しでも良いから二酸化炭素排出量を減らしたい」という動きですが、2025年くらいまでにはピュアEVモデルを主力とし、残りを48Vハイブリッド搭載モデルとPHVであるリチャージモデルで補う予定だといいます。

XC40 Recharge Plug-in hybrid T5の給電口

 PHVであるリチャージモデルは、新世代のDrive-Eエンジンに電気モーターを加えることにより、発進・加速・変速時にエンジンが排出する二酸化炭素を確実に減少させられるだけではなく、電気のみでの走行も可能にしたシステムを搭載しています。

 PHVモデルは48Vハイブリッドモデルよりも車両価格が多少高いものの、電気のみで最大45.6キロの距離が走行できることから、近所の買い物や子どもの送り迎えなどはほぼ電気のみで賄うことが出来てしまいます。

 また、ドライブモードを「ピュアモード」にすれば最大140㎞/hの速度までは電気モーターのみで走行することもでき、モーターならではの力強い加速と静粛性を手に入れることも可能です。何よりも、モーター走行をしている間は肝心な二酸化炭素の排出量をゼロにすることができます。

環境に良いだけじゃない、ボルボのハイブリッドは走りも楽しい!

V60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD ボルボのPHVモデルは左フロントフェンダーに給電口を備える

 さらにボルボは、モーターというレスポンスの良いアイテムを組み合わせることで、環境性能に加えて走りの楽しさをプラス出来ると考えました。

 実際に48Vハイブリッド車に乗ってみると、ガソリンモデルに比べてアクセルレスポンスが大幅に良くなっています。

 ボルボのクルマはほぼ全てのモデルでターボを搭載していますが、構造上ターボ車はターボ無しよりもアクセルレスポンスが鈍い傾向があります。

 ボルボの48Vハイブリッド車にもターボが搭載されていますが、ボルボの48Vハイブリッドモデルでは、ターボ特有のレスポンスの鈍い部分をモーターがアシストして補うのです。

 その制御の仕方が実に絶妙な味付けなので、ボルボの48Vハイブリッド車に乗ると、誰でも「楽しいね!」と感じることでしょう。

環境性能、楽しさ、安全性能を実現するのがボルボの電動化戦略!

日本でも2021年中に導入が決定しているピュアEVモデル XC40 Recharge

 ボルボの48Vハイブリッドモデルは、実質的な価格はガソリン車とほぼ変わらないまま二酸化炭素の排出量を減らせますし、その上で48VハイブリッドモデルもPHVモデルも走って楽しいクルマになっているのだから素晴らしいと思います。 

 そしてボルボが目指す次のフェイズはPHVモデルとピュアEVモデルの普及。たとえばボルボのPHVは、乗ると「ひゃっほ~!」と笑っちゃうくらい速くて楽しく、電動化は決してツマらないクルマへの道じゃないですね、と改めて思い知らされます。

 そして、その先にあるピュアEV車も、環境性能と楽しさ、そして安全性も兼ね備えたクルマになるんだろうな、と強く思います。ボルボが作るピュアEV車に早く乗ってみたいものです。

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ボルボの電動化モデルを写真でチェック!【32枚】

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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