新車で買える日産「サニー」!? 4ドアセダン×全長4.5m級の「ちょうどイイサイズ」! “ド迫力顔”に進化した正統派「コンパクトセダン」アラブで販売中
40代以上の人には懐かしく、若い世代には新鮮な響きの日産「サニー」。実は海外ではいまも現役のモデルでした。どのようなクルマなのでしょうか。
11代目「サニー」は最新マスクで精悍に生まれ変わった!
かつて日本でも親しまれた日産のコンパクトセダン「サニー」が、現在も海外で現役モデルとして販売されています。
最新型サニーは、どのような進化を遂げているのでしょうか。

かつてはトヨタ「カローラ」とともに「CS戦争」と称され、日本の大衆車市場を牽引したサニー。
日本では2004年をもって販売を終了しましたが、海外市場ではその名を受け継ぎ現在も進化を続けています。
2023年10月30日、日産の中東法人はコンパクトセダンのサニー2024年モデルを発表し、現地で販売を開始しました。
日本市場では販売終了となって久しいモデルですが、実は中東をはじめとする海外で現役モデルとして進化を続けています。
サニーは1966年に初代が登場し、日本では1998年に登場した9代目まで販売されていました。
その後10代目は海外専用モデルとなり、日本では「ラティオ」として販売されたこともありました。
現在販売されているのは11代目で、2024年モデルはその改良型にあたります。
ボディサイズは全長4496mm×全幅1740mm×全高1455mm、ホイールベースは2825mm。
日本で販売されているトヨタ「カローラセダン」に近く、依然としてコンパクトなサイズを維持しますが、堂々としたプロポーションを持ちます。
海外専用車となったサニーですが、仕向け国・地域によってネーミングも多様で、「アルメーラ」「ヴァーサ」などの名称でも売られています。
パワートレインには、1.6リッター直列4気筒エンジンが搭載されており、最高出力は118PS、最大トルクは149N・mを発揮します。
トランスミッションはCVTのみの設定です。今のところハイブリッドの「e-POWER」は設定されていません。
エクステリアには、日産の最新デザインアイデンティティであるデジタルVモーショングリルが採用され、シャープかつ精悍な印象を与えます。
インテリアには、日産が提唱する「ゼログラビティ(無重力)シート」がセグメントとして初めて採用されました。このシートは長時間運転時の体圧を分散させ、快適性を高める設計です。
さらにドアトリムには大容量の収納ポケットと4つのボトルホルダーを備えるほか、ワイヤレス充電器やUSB-Cポートといった現代的な装備も充実。
トランク容量は425リットルを確保し、60:40の分割可倒式リアシートと合わせることで、日常使いからレジャーまで高い利便性を発揮します。
安全装備も充実しており、リアパーキングセンサーやリアシートアラートを新たに搭載。さらに、クルーズコントロール、ビークルダイナミックコントロール(VDC)、ヒルスタートアシストなど、安心のドライブを支える機能が標準で備わっています。
アラブ首長国連邦における価格は6万1500UAEディルハム(約238万円)からとなっており、装備内容を考えると非常にコストパフォーマンスに優れた1台と言えるでしょう。
日産中東法人のトップ、ティエリー・サバグ氏は新型サニーの発表時に「50年以上の歴史を持つサニーは、今なお顧客のニーズに応え続けています。2024年型はその期待を超える装備を持ち、同セグメントでの新たな基準となるでしょう」とコメントしています。
※ ※ ※
国内の日産において、現在コンパクトなセダンのラインナップはなく、カローラが今も販売を続けているなかで潜在的な需要も少なくないと思われます。
厳しい状況が続く昨今の日産ですが、さらなる拡販を目指す意味でも今後の展開に期待したいところです。
他国で販売されている車や発売末期の車を最新というの情報はいらない
同意
ヴァーサの別名?になるのかな?わかりにくいけど、日産らしくて最高すぎ