年末年始の「大渋滞シーズン」突入! ピークは「1月2日と3日」に集中! 「最大35km予測」も? 全国の「高速道路の混雑」はどうなる?
年末年始はふるさとや行楽地で過ごす人たちで高速道路が渋滞します。ピークを迎える日、混雑が予想される時間帯などを確認しておきましょう。
年末年始の高速渋滞 ピークはいつ?
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、JB本四高速、日本道路交通情報センターは2025年11月26日、年末年始の高速道路における渋滞予測を発表しました。
いつ、どの区間で混雑するのでしょうか。また年明けのUターンラッシュはいつがピークなのでしょうか。

残すところあとわずかとなった2025年。仕事や帰省など、年の瀬になって気になるのは年末年始の道路事情です。
2025年末から2026年始にかけてのカレンダーを確認すると、12月27日が土曜日で、12月31日(大晦日)は水曜日、新年1月1日(元旦)は木曜日となっています。
三が日明けに日曜日を挟んで、週明け月曜日は1月5日になるため、暦通りの休みであれば、12月27日から1月4日にかけて最大9連休となる見込みです。
年末年始は高速道路に交通が集中する「帰省ラッシュ」による混雑が発生しやすく、毎年多くの人を悩ませています。少しでもスムーズに高速道路を利用するにはどうすれば良いのでしょうか。
NEXCO各社が共同で発表した渋滞予測は、各地の高速道路を対象に「10km以上の交通集中渋滞の発生が予想される場所」、「予想される渋滞長」、「混雑が予想される時間帯」などの情報がまとめられています。
年内の混雑は、少し早めの12月26日がピークとなる見込みで、以降は1月1日まで少々の混雑は予想されていますが、比較的ゆるやかな流れとなる見通しとなっています。
12月26日からゆるやかに渋滞回数は増えるものの、12月31日と1月1日は混雑が一旦落ち着くという予想となっています。
全国的に見ると、高速道路が最も混雑するピーク日は2026年1月2日と1月3日。
下り線では1月2日に21回、1月3日に15回の「10km以上の渋滞発生」が予想されています。
一方、上り線では1月2日に38回、1月3日は45回の「10km以上の渋滞発生」が予想されています。
さらに30km以上の大渋滞については1月2日に2回、1月3日に4回発生すると予想されています。
NEXCO各社は「渋滞予測を参考に混雑を避けた分散利用のご協力をお願いします」と呼びかけており、1月2日と1月3日のピークを避けて、1月1日や4日などの比較的混雑が少ない日を選んで利用することを推奨しています。
高速道路ごとに20km以上の混雑予想を見てみましょう。
●NEXCO東日本・東北道方面
下り線:1月2日(11時) 羽生PA付近で25km
上り線:1月3日(17時) 加須IC付近で35km
●NEXCO東日本・関越道方面
下り線:1月2日(12時) 高坂SA付近で20km
上り線:1月2日/3日(17時) 坂戸西SIC付近で30km
●NEXCO東日本・常磐道方面
下り線:20km以上の渋滞は予測されていません。
上り線:1月2日(17時) 三郷JCT付近で20km/1月3日(17時) 柏IC付近で20km
●NEXCO東日本・外環道方面
外回り(三郷方面行):1月2日(11時) 川口東IC付近で20km
内回り(大泉JCT方面行):20km以上の渋滞は予測されていません。
●NEXCO東日本・東関東道方面
下り線:1月3日(17時) 四街道IC付近で20km
上り線:20km以上の渋滞は予測されていません。
●NEXCO中日本・東名方面
下り線:12月30日(7時)/1月2日(10時)/3日(11時) 綾瀬SIC付近で25km
上り線:20km以上の渋滞は予測されていません。
●NEXCO中日本・中央道方面
下り線:20km以上の渋滞は予測されていません。
上り線:1月2日(16時) 小仏トンネル付近で25km
●NEXCO中日本・東名阪道方面
下り線:20km以上の渋滞は予測されていません。
上り線:1月3日(12時) 鈴鹿IC付近で伊勢道まで伸びて30km
●NEXCO西日本・名神方面
下り線:1月2日(16時) 旧山科BS付近で20km
上り線:1月2日/3日(11時) 大津ICから付近で25km
●NEXCO西日本・九州道方面
下り線:20km以上の渋滞は予測されていません。
上り線:1月3日(16時) 広川IC付近で25km/1月4日(16時) 太宰府IC付近で20km
●本四高速・神戸淡路鳴門自動車道方面
下り線:20km以上の渋滞は予測されていません。
上り線:1月3日(16時) 舞子トンネル出口付近で35km
※ ※ ※
ちなみに、年末年始は渋滞の激化を避けるために休日割引が適用されない「休日割引適用除外日」となっており、対象エリアの高速道路料金が定額で乗り降り自由になる「高速道路周遊パス」も12月26日から1月4日にかけて販売除外期間に指定されています。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。



























