対向車の「眩しいライト」なぜ増えた? ハイビームのまま…突っ込んでくる人も!? ライト消さないクルマが急増したワケ
夜間の運転中、対向車のライトを「眩しい!」と感じる瞬間が急増しています。単に明るいLEDが普及したからだけではありません。実は、人気のSUVブームや「ハイビーム原則」というルールの変更、さらには最新機能への過信など、意外な要因が絡み合っていました。現代の道路事情が生んだ「眩しさ」の正体について解説します。
それでも眩しい…メカニカルな要因も?
また、意外と知られていないのが「光軸(こうじく)」のズレです。
ヘッドライトの角度は、荷物をたくさん積んだり、後部座席に人が乗ったりして車体後部が沈むと、相対的に上を向いてしまいます。
これを補正するために「レベリング機構」という調整機能がついていますが、現行車でも一部のモデルやグレードには手動のダイヤル式が採用されています。
本来は積載量に応じてドライバーが調整すべきものですが、この機能の存在自体を知らないユーザーも多く、光軸が上を向いたまま走行しているケースも少なくありません(※2027年以降、新型車へのオートレベリング機構の義務化が予定されています)。
くわえて、ヘッドライトのレンズ汚れによる光の乱反射や、ドライバー自身の加齢による水晶体の濁りも、眩しさを強く感じる要因として指摘されています。

信号待ちでのライト操作にも変化が見られます。
以前は対向車への配慮として消灯(スモールランプのみ)する慣習がありましたが、最近は「安全確保」「つけ忘れ防止」の観点から、点灯したまま待機するクルマが増えました。
オートライトの普及により、そもそもスイッチを触らない習慣が定着しつつあることも影響しているのかもしれません。
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より明るい光源、人気のSUVスタイル、そして安全のためのハイビーム原則。
これらすべては本来、自動車の進化や安全のためにあるものですが、それが組み合わさることで「眩しい」という新たなストレスを生んでいます。
技術が完全に自動化される過渡期にある今、ドライバーは、周囲の状況に合わせて手動で操作する「配慮」と「想像力」が、これまで以上に求められているのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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