トヨタ「“格安” 2000GT」に反響殺到! スープラの3リッター「直6」搭載! “ホンモノ”すぎる流麗ボディに「完成度が高すぎ」の声も! レプリカモデル「ロッキー3000GT」が話題に
海外オークションでは1億円超えが当たり前となったトヨタ「2000GT」。そんな伝説的スポーツカーに“手が届く価格帯”で迫るレプリカモデル「ロッキー3000GT」が日本の中古車市場に登場し、SNSでも注目を集めています。
なぜ「2000GT」は億超えに? 日本車史に残る伝説的存在
日本車随一の名車として知られるトヨタ「2000GT」は、現在では億単位で取引されることも珍しくない存在となっています。

1967年から1970年まで販売された2000GTは、日本車の歴史における象徴的な存在です。トヨタとヤマハ発動機が共同開発したこのモデルは、当時の国産車としては異例ともいえる本格スポーツカーでした。
全長4175mm×全幅1600mm×全高1160mmの低く流麗なボディに、2リッター直列6気筒エンジンを搭載。専用の5速MTと組み合わされ、高い回転性能と優れた走行性能を実現しています。
ロングノーズ・ショートデッキの美しいプロポーションに加え、ローズウッド仕上げのインストルメントパネル、前後ダブルウィッシュボーン式サスペンション、鋳造マグネシウムホイールなど、装備面も当時の国産車としては破格の内容でした。
新車価格は238万円。当時の大卒初任給のおよそ100倍という高額設定で、販売目標は1000台とされていましたが、実際の生産台数は約351台にとどまります。この希少性が、現在の異常ともいえる価格高騰につながっています。
2022年3月、米国フロリダで開催されたオークションでは、プリプロダクションの1号車が253万5000ドル(日本円で約4億円)で落札され、日本車史上最高額として大きな話題となりました。
近年は出品される個体の多くが「億超え」となり、現実的に入手可能な存在とは言い難くなっています。
約5000万円でも破格? ロッキーオート製「3000GT」とは
そうした中、大阪府富田林市の中古車販売店「AUTO SHOP クイーン」では、約4980万円という価格で2000GTが販売され、注目を集めています。
ただし、この個体はオリジナルの2000GTではなく、ロッキーオートが製作したレプリカモデル「ロッキー3000GT」です。とはいえ、その完成度は一般的なレプリカの域を大きく超えています。
ロッキー3000GTは、独自設計のフレームを採用することで、2000GT特有のボディラインやドライビングポジションを忠実に再現。フェンダーミラーやガラスモール付きバンパー、ライトグリルといった細部の意匠も、素材レベルからオリジナルに近づけています。
最大の特徴はパワートレインです。トヨタ「スープラ」などに搭載された3リッター直列6気筒「2JZ型」エンジンを採用し、外観はクラシックながら中身は現代的な動力性能を備えています。
インテリアも7連メーターなどオリジナルの雰囲気を踏襲しつつ、パワーステアリングやオートエアコン、4速ATなどを組み込み、実用性を高めている点も特徴です。
※ ※ ※
SNSでは、このロッキー3000GTに対して多くの反響が寄せられています。
まず目立ったのは完成度に対する驚きの声で、「すごい」「ホンモノみたい」「かっこいい」といったコメントが多く見られました。オリジナル2000GTの雰囲気を忠実に再現した流麗なボディラインや細部の作り込みが高く評価されているようです。
また、「買えないけど欲しい」「いいなあ」と、価格は高額ながらも現実味のある選択肢として強い憧れを示す声も目立ちました。
さらに、「3リッター直6って凄い」「中身はスープラなのがいい」といったパワートレインに注目する意見も見られ、見た目だけでなく走りにも期待が集まっていることがうかがえます。
総じて、ロッキー3000GTは2000GTの世界観を現代的に味わえる一台として、多くのクルマ好きを惹きつけているようです。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。
































