真夏の祭典鈴鹿8時間耐久レース公式予選2回目 カワサキのJ・レイ選手驚異のタイムを記録
41回目を迎えた鈴鹿8時間耐久レースの1回目の予選は、赤旗中断が各セクションで出され波乱の予選展開となっています。予選2回目に向け各チームは、どのような戦略を立てるのでしょうか。
暫定ポールポジションは、Kawasaki Team GREEN
鈴鹿8時間耐久レース公式予選2回目は、ブルーの腕章を付けたライダーから始まりました。路面温度は、1回目から比べ下がり各チームタイムの更新が期待されました。
YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀 克行選手は、1回目にKawasaki Team GREENのジョナサン・レイ選手が記録した全体トップタイムを上回り2分6秒263を記録、2番手にはRed Bull Honda with 日本郵便 高橋巧選手2分7秒509、3番手にはKawasaki Team GREEN 渡辺一馬選手2分7秒865続いています。
1回目のタイムを中須賀選手は、0秒0591更新し2回目の予選を終了しています。
イエローの腕章グループ2回目公式予選は、ピットロードエンドから一斉にスタートしました。デグナーコーナーでの転倒で公式予選2回目初めての赤旗が出され中断。公式予選再開後Kawasaki Team GREENのジョナサン・レイ選手は、ニュータイヤを装着しタイムアタックを遂行、1回目の公式予選タイムを上回る2分5秒168を記録しYAMAHA FACTORY RACING TEAMを抜き総合トップに躍り出ました。ジョナサン・レイ選手は、鈴鹿8時間耐久史上最速タイムを記録しています。
公式予選最後となるレッドの腕章のグループは、コースコンディションも改善され一番タイムが出しやすいグループとなります。ヤマハとカワサキのアタック合戦はいよいよ終盤、Kawasaki Team GREENのレオン・ハスラム選手が2分6秒636の自己ベスト更新しYAMAHA FACTORY RACING TEAMとのタイム差を広げ、金曜日の公式予選の結果、暫定ポールポジションは、Kawasaki Team GREEN、2位には4連覇を狙うYAMAHA FACTORY RACING TEAM、3位にはワークス活動に復帰したRed Bull Honda with 日本郵便となりました。
公式予選終了後全体トップタイムを記録したジョナサン・レイ選手は、「昨日走ったタイヤをフレッシュな状態で維持し、レオン・ハスラム選手、渡辺一馬選手、チームスタッフがいいバイクを作ってくれた。今回は、そんなにプッシュせずにタイムを出すことができた」と語っています。
4連覇を狙うYAMAHA FACTORY RACING TEAMやワーウス活動を再開したホンダを従えてKawasaki Team GREENは、1993年以来25年ぶりの優勝を目指し、明日のトップ10トライアルに望みます。
公式予選リザルト
1位Kawasaki Team GREEN
2位YAMAHA FACTORY RACING TEAM
3位Red Bull Honda with 日本郵便
4位ヨシムラ スズキ MOTUL
5位MuSASHi RT HARC-PRO.Honda
6位S-PULSE DREAM RACING・IAI
7位au・テルル MotoUP RT
8位YART-YAMAHA
9位KYB MORIWAKI MOTUL RACING
10位Team SuP Dream Honda
【了】