環境配慮と物流現場のニーズに応える! TOYO TIREがサステナブル素材比率96.5%のタイヤと、トラック用オールウェザータイヤ「M630」を同時発表

2025年12月9日、TOYO TIREは、環境配慮と物流現場のニーズに応える、二つの新たな取り組みを発表しました。一つは、環境負荷低減に寄与するサステナブル素材使用比率96.5%の「コンセプトタイヤ」。もう一つは、大型4軸低床トラック向けオールウェザータイヤ「M630(エムロクサンマル)」の発売です。

サステナブル素材96.5%の新コンセプトタイヤが目指す次世代の性能とは

 2025年12月9日、TOYO TIREは、環境配慮と物流現場のニーズに応える、二つの新たな取り組みを発表しました。一つは、環境負荷低減に寄与するサステナブル素材使用比率96.5%の「コンセプトタイヤ」。もう一つは、大型4軸低床トラック向けオールウェザータイヤ「M630(エムロクサンマル)」の発売です。

TOYO TIREが発表した、サステナブル素材使用比率96.5%のコンセプトタイヤ
TOYO TIREが発表した、サステナブル素材使用比率96.5%のコンセプトタイヤ

 同社は、タイヤの性能維持に不可欠でありながらもサステナブル素材へ置き換えることが難しい素材を代替していく技術の実現に注力し、環境性能と製品性能をさらに高次元で両立を図る取り組みを推進していると言います。

 これまで最高レベルのサステナブル素材使用比率(90%)を記録していたコンセプトタイヤと比較して、今回、さらにその比率を6.5ポイント引上げたコンセプトタイヤを発表しました。

 TOYO TIREは「今後、市販用タイヤへの実装に向け、引き続き、技術革新と研究開発に取り組んでまいります」とコメントしています。

大型4軸低床トラック向けのオールウェザータイヤ「M630」

 一方、同日発表された「M630(エムロクサンマル)」は、2026年1月に国内市場で発売を予定している、大型4軸低床トラック向けのオールウェザータイヤです。

大型4軸低床トラック向けのオールウェザータイヤ「M630(エムロクサンマル)」
大型4軸低床トラック向けのオールウェザータイヤ「M630(エムロクサンマル)」

 TOYO TIREによると、2024年問題による労働時間規制やドライバー不足の深刻化により、物流業界では輸送効率の向上と車両稼働率の最大化が喫緊の課題となっていると言います。さらに、整備士不足によりメンテナンス業務の効率化も求められているとのことです。

 特に大型4軸低床トラックは、低床設計で積載容量が大きく、大量輸送に適した車両として物流で広く活躍している一方、構造上前方2軸目のタイヤに横方向の力がかかりやすく、ショルダー部の偏摩耗が進行しやすい傾向があるとしています。この偏摩耗は走行寿命の短縮や交換頻度の増加を招き、整備負荷を高める要因となっていることから、同社は4軸低床トラック特有の課題に対応する新製品「M630」を開発したと言います。

 M630ではショルダーブロック幅やトレッド幅を拡大した新パターンを採用し、ブロックの変形を効果的に抑制。これにより、交換サイクルの短期化を招く肩落ち摩耗を同社従来品「M646」比で61%低減し、優れた耐偏摩耗性能を実現したとのことです。

 また、接地圧が集中しやすいセンターブロックを小型化し、これを高密度に配置することで接地圧を適切に分散し、耐摩耗性能を一段と向上させています。さらに、同社独自のトラック・バス用タイヤ開発基盤技術「e-balance(イー・バランス)」を活用し、ブロック剛性を最適化。接地形状の安定化により転がり抵抗を低減し、燃費効率にも配慮しているとのことです。

「M630」の発売サイズは「245/70R19.5 136/134J」の1サイズで、価格はオープンです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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