スズキ新「“4人乗り”軽ハイトワゴン」に期待大! めちゃ斬新な“コの字”ライト採用!「フロントグリル」に動画が流れる! 新「ビジョンeスカイ」デザインの狙いとは!

スズキが2026年度内の量産化を目指す「Vision e-Sky(以下、ビジョンeスカイ)」。同車のデザインと狙いについて、デザイナーに話を聞きました。

スズキ新「“4人乗り”ハイトワゴン」に期待大!

スズキが2026年度内の量産化を目指す、軽BEVのコンセプトモデル「Vision e-Sky(以下、ビジョンeスカイ)」。

「ジャパンモビリティショー2025」に出展された同車のデザインと狙いについて、エクステリアとインテリア、そしてCMFデザイナーに語っていただきました。

スズキ新「“4人乗り”ハイトワゴン」に期待大!
スズキ新「“4人乗り”ハイトワゴン」に期待大!

空に雲が浮いているように

 エクステリアデザインを担当したのは、スズキ商品企画本部四輪デザイン部先行デザイン課の松浦漠さんです。

【Q】Vision e-Skyのエクステリアデザインのコンセプトはどういうものでしょうか。

【松浦さん】スマート・ポジティブ・ユニークをコンセプトにしています。軽のEVなので、日常的に皆さんが使いやすいようなところを目指しました。

 サイズは軽枠に収まっていますし、何よりも日常で使いやすいものに仕上げています。

 また航続距離270kmを想定していますが、これは生活圏内30kmぐらいが1日の航続距離と予想していますので、そういった使用用途の際に、気軽に使えるようなサイズだけでなく見切りの良さを目指してデザインしました。

【Q】それが具体的に表れているところを教えてください。

【松浦さん】これは個人的な感想ですけど、EVはちょっと冷たいイメージがあるのです。

 しかしスズキとしては、フロントのボンネットの断面やサイドの断面を“ふくよか”にすることで、冷たくなく、親しみや愛着が感じられるようにしています。

 これはスズキの他のデザインも同じです。しかもキャラクターが立っているクルマが多く、それはEVになっても変わらないという考えのもと、デザインをまとめました。

 このVision e-Skyのフードもそうで、ちょっと“ぽっこり”させています。そうすることで車幅などがつかみやすくしているのです。

 また、軽の特徴ですけど、タイヤを四隅に張り出させることで室内空間を最大限に使えるように、エクステリアもインテリアも表現しています。

【Q】細部にも色々こだわりがありますね。

【松浦さん】“コの字”型のシグネチャーランプの3つのポイントは、フロントもリアも反復しています。これはお客様がパッと見た時に一番印象に残ることを狙った、分かりやすいグラフィックにしているのです。

 それから、フロントグリルにはアニメーションが入っています。これはEVの新しい表現として、先ほどのポジティブ・ユニーク・スマートのユニークやポジティブの表現です。

 チャージしている時や起動した時に、グリルのアニメーションを使うことで、新しい表現ができないかとトライしました。

 また、ドットの表現がグリル以外のCピラーや充電パネルなど色々なところに散りばめられているのですが、それはEVの特徴を表現しようとディテールにもこだわった結果です。

【Q】今までのスズキのクルマ以上にスタンスをよく感じるんですが、そのあたりもこだわりがありますね。

【松浦さん】EVですからフロアにバッテリーがあるので、ボディの厚みが出てしまいます。結果として縦方向に伸びて見えてしまうのですが、そのバランスを下の黒い樹脂部品やフロントの樹脂部品などで、プロポーションを整えています。

 また、四隅に(タイヤが)踏ん張っているうえに、タイヤとホイールを合わせてなるべくタイヤが大きく見えるようにしているのです。タイヤは16インチなので、実はそこまで大きくはないのですが、そのフェンダーの抑揚などでよりホイール周りが大きく、スタンスよく見せています。

 もうひとつ、いまタイヤとホイールを合わせてとお話をしましたが、実はホイールとタイヤがジョイントして見えるようにデザインしているのです。これもディテールにこだわったところですね。

 ホイールはホイール、タイヤはタイヤそれぞれ単体でデザインするのではなく、一緒にデザインし、トータルでスタンスよく見えるようなトライをしています。

【Q】エクステリアとインテリアがとてもバランスよくまとまっている印象です。

【松浦さん】 Vision e-Skyという名前ですので、それにあったデザイン表現、インテリアは空の中に雲が浮いているような造形表現で、CMF表現というところは外観と合わせてトータルでやらないとお客様に伝わらないと考えました。

【Q】ではエクステリアで、空に関してここは工夫したなどの部分はありますか。

【松浦さん】ルーフが白なのでそのまま雲に見立てて、Cピラーのグラデーションでちょっと浮遊して見えるようにしています。

 ホイールもちょっと浮遊して見えるようなところを散りばめて、インテリアとのマッチングを図っています。

【Q】そのCピラーはぜひステッカーなどのオプションで出せたらいいですね。

【松浦さん】出せたらいいと思います。

【画像】超カッコいい! これがスズキ新「軽ハイトワゴン」です!(39枚)

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