ダイハツ高級「“4ドア”クーペ」に反響殺到!「めちゃ美しい!」「昔の欧州車みたい」の声も! “旧車レトロ”風デザインに最新「ターボ&ハイブリッド」搭載! “走り”も楽しい「DNコンパーノ」とは!
かつてダイハツが「創立110周年」を記念して開発した「DNコンパーノ」とは、一体どのようなクルマで、現在どんな評価が見られるのでしょうか。
ダイハツ高級「“4ドア”クーペ」に反響殺到!
“軽自動車”におけるエキスパートとして確固たる地位を築いているダイハツですが、かつて2017年の「第45回 東京モーターショー」では、その枠を超えた魅力的な“4ドアクーペ”を提案していました。
その名は「DNコンパーノ」。
美しい姿に魅了されたクルマ好きは少なくなく、約8年が経過した現在でも同車について多くの反響が見られます。

このDNコンパーノは、ダイハツ創立110周年を記念して開発されたコンセプトカーです。
1963年に発売された名車「コンパーノ」を現代にリバイバルしたものであり、ダイハツの美意識によって磨き上げられたその美しい佇まいには、発表直後から熱い声援が寄せられました。
そんなDNコンパーノはアクティブなシニア層をターゲットとし、豊かなセカンドライフを彩る人生のパートナーとなることをコンセプトに掲げていました。
大人2人が快適に過ごせるよう、前席優先の「2+2パッケージ」を採用。
ボディサイズは全長4200mm×全幅1695mm×全高1430mmと、軽自動車よりは遥かに大きいものの、日本の道路事情に最適化された5ナンバーサイズにまとめられています。
そしてこのクルマの最大の魅力と言えるのが、先述のように美しいエクステリアデザインでしょう。
流麗で先進的なスタイリングの中に、1963年に登場した初代コンパーノのアイコンである「縦基調のフロントグリル」を巧みに融合させ、新旧の美学が絶妙なバランスで共存しています。
この「レトロモダン」とも呼べるデザインは、シニア層だけでなく、幅広い世代の心に深く響きました。
またインテリアにおいても、初代を彷彿とさせる「丸型の2連アナログメーター」を採用しつつ、センターモニターや電動パーキングブレーキといった現代的な装備を組み合わせ、懐かしさと機能性を両立させています。
上質な内装トリムやシートの仕立ては、単なる移動手段ではない「所有する歓び」を感じさせるものでした。
パワートレインには、1リッターターボエンジンに加え、1.2リッターのハイブリッドといった当時の最新ユニットを搭載すると想定されており、走りの楽しさと環境性能を両立させる意図がうかがえます。
そのほかトランスミッションはCVT、駆動方式はFFと、日常の使い勝手を考慮した現実的パッケージングは、実現性を強く感じるものでした。
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このDNコンパーノについて、SNSなどでは、「どこかフランス車みたいな趣がある」「めちゃ美しいね!」「こういうデザインのクルマを市販化してください」「なんで昔のデザインの新車を作らないのだろう?」といった、そのデザインを絶賛する声が後を絶ちません。
また、「ダイハツの軽も好きだけどオリジナルの普通車も作って欲しい」という、軽自動車メーカーという枠に留まらないダイハツへの期待も根強く存在します。
かつて「シャルマン」や「アプローズ」「シャレード」といった個性的な普通車を輩出していたダイハツを知るファンからは、DNコンパーノのようなモデルこそが、ダイハツブランドの新たな可能性を切り拓くと信じられているのです。
残念ながら、DNコンパーノはコンセプトカーとしての提案に留まり、市販化されることはありませんでした。
Writer: くるまのニュース編集部
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