「魔の渋滞区間」解消へ! 国道180号延伸で「所要時間半減」の衝撃!? 一般道と高速道のアクセス向上! 「総社・一宮バイパス」2月開通、岡山

国土交通省などは、国道180号「総社・一宮バイパス」の一部区間を2026年2月1日に開通すると発表しました 。今回の整備でバイパスと山陽道・吉備スマートICが直結し、同ICの24時間化と大型車対応も開始されます 。長年の課題だった渋滞緩和や物流、救急搬送の効率化など、地域交通の劇的な改善が期待されます。

山陽道「吉備スマートIC」が直結! 国道180号バイパス26年2月開通へ

 国土交通省中国地方整備局などは、国道180号「総社・一宮バイパス」の一部区間を2026年2月1日に開通すると発表しました。

 今回の開通により山陽道・吉備スマートICへのアクセスが直結するだけでなく、並行する現道の深刻な渋滞や多発する交通事故の解消にも大きな期待が寄せられています。

 構想から半世紀を経て大きく動く、岡山の道路事情について解説します。

一般国道180号総社・一宮バイパス(岡山市北区一宮山崎~北区今岡(延長 0.7km)が2月1日に開通!
一般国道180号総社・一宮バイパス(岡山市北区一宮山崎~北区今岡(延長 0.7km)が2月1日に開通!

 岡山県岡山市と総社市を結ぶ大動脈において、長年の課題であった交通環境が劇的に改善されようとしています。

 国土交通省岡山国道事務所は、国道180号「総社・一宮バイパス」のうち、岡山市北区の一宮山崎から今岡に至る延長0.7kmの区間を、2026年2月1日に開通させます。

 このバイパス計画の歴史は古く、総社地区での事業着手は昭和48年度(1973年度)にまで遡ります。

 全長15.9kmに及ぶ壮大な計画であり、岡山市北区楢津から総社市井尻野までの区間において、段階的に整備が進められてきました。

 今回の開通はわずか0.7kmですが、2016年(平成28年)に開通済みの1.5キkm区間と接続することで、地域の交通流動を根本から変える重要なピースとなります。

 今回のバイパス整備がもたらす最大のメリットは、圧倒的な「時短効果」です。

 岡山国道事務所の試算によると、岡山市北区の楢津東交差点から総社市の宝福寺交差点までの移動にかかる時間は、現在の国道180号(現道)を経由した場合の約42分に対し、バイパス全線が開通した場合には約20分まで短縮されると見込まれています。

 実に約22分もの時間短縮となり、移動時間は半分以下になります。

 これまで朝夕のピーク時を中心に慢性的な混雑が発生していた現道の状況を鑑みると、このバイパスは地域住民や物流業者にとって待望の「快走路」となることは間違いありません。

 時間短縮と並んで重要なのが、安全性の確保です。並行する現在の国道180号は、片側1車線で道幅が狭く、危険な区間が点在しています。

 また、狭い道路での大型車事故は深刻な影響を及ぼしやすく、事故による通行止めや片側交互通行規制が発生。今回、バイパスへの交通転換が進むことで、こうした生活道路での事故リスクや、突発的な渋滞が大幅に減少することが期待されます。

一般道と高速道がスムーズ繋がる! 期待されることは?(画像引用:国土交通省)
一般道と高速道がスムーズ繋がる! 期待されることは?(画像引用:国土交通省)

 今回の開通区間は、山陽自動車道の吉備スマートインターチェンジと直結する位置にあります。これにより、地域高規格道路と高速道路がシームレスにつながり、大型車のスムーズな物流ルートが確保されることになります。

 昭和から平成、そして令和へと引き継がれたバイパス建設は、地域の悲願でした。

 今回の延伸開通と吉備スマートICの機能強化は、岡山市と総社市という二つの都市の連携を強め、物流の効率化だけでなく、救急搬送の迅速化や観光振興など、多方面にわたって県民生活の質を向上させる大きな転換点となるでしょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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