約620万円! “エスティマ後継機”なトヨタ「“新”8人乗りミニバン」がスゴイ! ヘビーメタル新設定&4WDもアリの米国「シエナ」とは

トヨタの北米法人は2025年10月23日、ラージミニバン「シエナ」の2026年モデルを発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

約620万円の“エスティマ後継機”!

 トヨタの北米法人は2025年10月23日、現地で生産しているラージミニバン「シエナ」の2026年モデルを発表しました。

ビッグなスポーティデザインミニバン!
ビッグなスポーティデザインミニバン!

 シエナはトヨタが北米を中心に展開する大型ミニバンです。初代は1997年に「プレビア」(日本名エスティマ)の後継モデルとしてデビュー。現行モデルは2021年に登場した4代目にあたります。

 堂々とした全長5m級のボディながら、全高が低く抑えられており、抑制の利いたフロントマスクにより、押し出し一辺倒ではない落ち着いた印象を与えるのがシエナの持ち味です。

 3列シートを備えた7人乗り/8人乗りのレイアウトで、ファミリーの長距離ドライブから送迎用途まで幅広いシーンを想定しています。

 今回発表された2026年モデルの主なポイントは、装備の底上げです。グレード構成は「LE」「XLE」「XSE」「リミテッド」「ウッドランドエディション」「プラチナム」と2025年モデルと同じ6種類ですが、ベースグレードのLEはリアウィンドウシェードや自動防眩ルームミラーなどが標準設定されたほか、オーディオのスピーカー数が6つから8つへと増加。快適性を高めています。

 その上級グレードとなるXLEとXSEは、ルーフレールとドアミラー一体型ターンシグナル、JBLプレミアムオーディオが備わります。

 全グレードを対象に新色のダークシルバー系「ヘビーメタル」が設定されたのも2026年モデルの特徴です。光の当たり方で濃淡が変わるメタリックの質感が、陰影の豊かなボディラインを際立たせ、シエナの大柄なプロポーションをより引き締まった印象へと導きます。

 パワートレインは従来と同じで、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムです。駆動方式はFWDまたは4WD(E-Four)となっています。

 価格は4万120ドル(約620万円)からです。2025年モデルと比べて165ドル(約2万5000円)の値上げです。トヨタディーラーへの入荷開始は2026年1月の予定です。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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