7年ぶり全面刷新! レクサス新型「“4ドア”セダン」発売! 340馬力超え「スポーティモデル」&高性能4WD仕様もアリな「8代目」ES豪州にも登場

レクサスのオーストラリア法人は、2025年11月4日、新型セダン「ES」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

340馬力超えのスポーティセダン

 レクサスのオーストラリア法人は2025年11月4日、オーストラリア最大の競馬レース「メルボルンカップ」の開催に合わせて新型セダン「ES」を発表しました。

7年ぶり全面刷新のセダン!
7年ぶり全面刷新のセダン!

 ESは1989年に北米でフラッグシップセダン「LS」とともにレクサス最初のラインナップとしてデビューしたセダンです。FFレイアウトによる広い室内空間などが好評を博し、多くの国において基幹モデルとしてレクサスの歴史を築き上げてきました。

 今回オーストラリアで発表された新型は7年ぶりの全面刷新を遂げた8代目にあたり、HEV(ハイブリッド車)とBEV(バッテリー式電気自動車)を併せ持つ次世代電動車ラインナップの先陣を切るモデルとなります。

 ちなみに、ハイブリッドモデルのシステム最高出力は247馬力、BEVモデルのシステム最高出力は「ES350e」で約224PS、上位モデルの「ES500e」で、最大343PSを発揮します。

 エクステリアは次世代BEVコンセプト「LF-ZC」のデザインに着想を得た表現に挑戦し、レクサスの新しいデザインを体現しました。

 インテリアは、物理スイッチを内装に同化させることで機能性と上質なデザインを両立した世界初の「Responsive Hidden Switches(レスポンシブヒドゥンスイッチ)」を採用。必要なときだけ点灯し、操作対象を直感的に導く先進的なUIを実現しました。質感の高さと相まって、より心地良く、より上質な空間を提供します。

 発表の舞台となったメルボルンカップは競馬レースとして150年以上の歴史があり、“The race that stops a nation”=国(の動き)を止めるレースと称されるほどの国民的行事です。

 グルメやワイン、ファッションを楽しむ社交イベントとしても知られ、男女ともにドレスアップして観戦するのが伝統。格式と華やかさを兼ね備えた祭典です。

 レクサスはそんなメルボルンカップでプリンシパルパートナー(主要スポンサー)を務め、ラグジュアリーと文化の融合を体現しています。今回の会場では新型ESのほか、「LC500スペシャルエディション」や「RX450h+」も展示されました。

 新型ESがオーストラリアで発売されるのは2026年の予定で、まずはBEVの「ES 500e」が導入される見込みです。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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