世界で量産初「観音開きスライドドア」採用! 斬新「ミニバン」がスゴイ! 全長4.6mボディに“めちゃ広ッ”車内空間を採用! “日本上陸”のジーカーが展開する「MIX」中国モデルって?

「ジャパンモビリティショー2025」で、ZEEKR(ジーカー)が手掛ける大型電動ミニバン「009」が日本初公開されました。フォロフライが国内販売を担うことも発表され、会場では大きな注目を集めました。さらに、ZEEKRが海外で展開する世界初の“観音開きスライドドア”を採用したミニバン「MIX」にも関心が高まっています。

日本初公開の“高級ミニバン”に続く一手となるか!?

 2025年10月29日(一般公開日は31日)から11月9日まで開催の「ジャパンモビリティショー2025」では、中国のプレミアムEVブランド「ZEEKR(ジーカー)」の大型電動ミニバン「009」が日本初公開され、大きな注目を集めました。

 力強いパフォーマンスと静粛性、そして洗練されたデザインを兼ね備えた009は、電動ミニバンというカテゴリーに新たな価値をもたらす存在であり、高級感あふれるインテリアや先進の運転支援技術はもちろん、家族のための快適な移動空間を追求したコンセプトは、これまでの中国車のイメージを一新するものです。

 この話題の中心にいるのが、中国の大手自動車メーカー・吉利汽車(Geely)が展開するプレミアムEVブランドZEEKRです。

 そして日本では、京都府京都市に本拠を置くファブレスメーカー「フォロフライ」が、このZEEKR 009を正規販売すると発表し、ついに同ブランドが日本市場へ本格的に足を踏み入れることとなりました。

量産車初となる「ダブルスライドドア」を採用!
量産車初となる「ダブルスライドドア」を採用!

 ZEEKRはすでに中国や欧州で高性能電動車を次々と投入し、デザイン性と技術力の高さで急速に存在感を強めています。

 今回の発表は、アジアの中でも成熟した自動車市場である日本で、その評価をさらに確かなものにする大きな一歩といえるでしょう。

 そんなZEEKRの最新ラインナップの中でも、今後の展開が注目されているモデルが「MIX(ミックス)」です。

 現時点で日本導入の正式な話はありませんが、中国本国や欧州市場では高い話題性を持ち、「家族で過ごす新しいモビリティ空間」を提案するEVミニバンとして評価されています。

 ZEEKR MIXは、吉利汽車のEV専用プラットフォーム「SEA-Mアーキテクチャ」を採用した初のファミリー向けモデルです。

 全長4668mm×全幅1995mm×全高1775mm、ホイールベース3008mmという堂々たるサイズながら、室内使用率は93%と非常に高く、同クラス随一の居住性を誇ります。

 最大の特徴は、量産車として世界初となる「ダブルスライドドア」の採用です。前後両方のドアがスライドして開閉する独自の構造により、観音開きのような広い開口部を実現。

 乗降口の幅は1.48メートル、床面高はわずか390ミリと低く抑えられ、子どもや高齢者でも容易に乗り降りできます。

 都市部での使用を考慮し、前輪舵角は50度以上、最小回転半径は4.95メートルと、取り回し性にも優れています。

 インテリアは「インテリジェント・リビングルーム」をコンセプトに設計され、2列5人乗りの構成を採用。

 前席は270度の回転が可能で、9種類のシートアレンジにより、ラウンジモードやベッドモード、ヨガスペースなど、多目的な室内空間を演出します。

 可動式センタートンネルにはテーブルや小型冷蔵庫が内蔵されており、長時間の移動や車中泊でも快適な時間を過ごすことができます。

 大型フローティングディスプレイやAR対応ヘッドアップディスプレイ、AI音声操作機能など、最新のインフォテインメントも充実。

 さらにLiDARや高解像度カメラ、ミリ波レーダーを組み合わせた先進運転支援システム(ADAS)を搭載し、安全かつストレスの少ない運転を実現します。

 パワートレインはリアにモーターを搭載し、最高出力310kW(415馬力)、最大トルク440Nmを発揮。バッテリーは76kWhと102kWhの2種類が用意され、航続距離はそれぞれ550kmおよび702km(CLTC方式)を達成しています。

 5.5Cの超高速充電に対応し、10%から80%までの充電をわずか10分30秒で完了できるという日常使いでの利便性も備えています。

 中国市場での価格は27万9900人民元(約607万円)からと、性能や装備を考慮すれば非常に高いコストパフォーマンスを誇ります。

 ZEEKR MIXは、デザイン性・快適性・環境性能を高次元で融合させたファミリーEVの新たな理想形ともいえるでしょう。

 ZEEKRは、電動化の波を単なるエコトレンドではなく、「より豊かな移動体験」へと昇華させようとしています。

 009の日本上陸を皮切りに、今後どのモデルが日本市場に加わるのか、そしてMIXのような革新的なEVが日本の街を走る日はいつ訪れるのか──その動向から目が離せません。

【画像】超いいじゃん! これが斬新「“観音開きスライドドア”ミニバン」です! (29枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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