レクサス「最新スポーツカー」実車展示! 運転席に乗り込み、走りを体感!? 「LEXUS Sport Concept」で「GT7」を走る未来体験とは

ジャパンモビリティショー2025のレクサスブースに注目。日本初公開の「LEXUS Sport Concept」で「グランツーリスモ7」を体験できます。リアルとバーチャルが融合した未来のドライビングとは。LFA後継機とも噂されるコンセプトカーの魅力に迫ります。

レクサス「LFA後継機」!? JMSで日本初公開!実車で「GT7」を走る未来体験とは

 ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)が開催され、各社が未来のモビリティを提案する中、メインプログラム「Tokyo Future Tour 2035」に出展されているレクサスのブースが大きな注目を集めています。

 そこでは、日本初公開となったコンセプトカー「LEXUS Sport Concept」の実車に乗り込み、人気レースゲーム「グランツーリスモ7」をプレイできるという、未来の体験が提供されています。

 この「リアルとバーチャルが融合」した新たなドライビング体験は、一体どのようなもので、未来の車の可能性をどう示しているのでしょうか。その詳細と、LFA後継機とも噂される美しいコンセプトカーの魅力に迫ります。

リアもかっこいい! 「LEXUS Sport Concept」 JMSで日本初公開!実車で「GT7」を走る未来体験とは
リアもかっこいい! 「LEXUS Sport Concept」 JMSで日本初公開!実車で「GT7」を走る未来体験とは

 今回のジャパンモビリティショーの大きなテーマの一つが、2035年の未来を体験することです。レクサスのブースでは、「進化と普及によって実現していくであろう、ワクワクする2035年」をひと足早く体感できる展示が行われています。

 単に「見る」だけでなく、「触って、乗って、未来を作るきっかけを見つける」ことがコンセプト。その中心となるのが、駐車中の実車を活用した、今までにないドライビング体験です。

 ブースで体験できるのは、実車のステアリングやペダルをそのまま使い、人気レースゲーム「グランツーリスモ7」のコースを運転するというものです。体験者が乗り込むのは、後述する日本初公開のコンセプトカー「LEXUS Sport Concept」の実車です。

 ドライバーがアクセルを踏み込み、ステアリングを切り、ブレーキを操作すると、その動きが遅延なくそのまま画面上のクルマの動作として反映されます。

 さらに、映像や音響だけでなく、路面の状況や加減速に応じた「振動」までもがリアルな操作と連動。なお富士スピードウェイのストレートでは時速306キロを記録していました。

スピードメーターに横にはサーキットのタイムが表示されている
富士スピードウェイのストレートで時速306キロを記録

 これにより、ゲームでありながら極めて臨場感の高い、バーチャルドライビング体験が実現。走行するサーキットは「富士スピードウェイ」が設定されています。

 このブースのテーマは、「リアルとバーチャルが融合することで、どのような体験価値を提供できるか」という点にあります。ジャパンモビリティショーというイベントの特性や、「Tokyo Future Tour 2035」というプログラム名が示すように、これは単なるゲームの試遊ではありません。

 ブースの担当者によれば、これは「クルマを使った体験価値の一つの形」としての提案であり、将来的には「自分のクルマでシミュレーターが体験できる」といった未来をイメージさせるものです。

 実際に体験した人からは「実車というリアルな空間で、バーチャルなドライブ体験ができる」ことに対して、純粋に「楽しい」という声が多く聞かれたといいます。同時に、こうした取り組みが示す「クルマ自体の可能性が広がっていく」というコンセプトについても、前向きな評価が得られているようです。

 近年、自動車業界ではSDV(ソフトウェア・ディファインド・ビークル)という、ソフトウェアによって車の機能が定義・拡張されていく考え方が主流になりつつあります。今回の展示は、車がソフトウェアと融合することで、駐車中であってもエンターテイメント空間として機能するなど、新たな価値を生み出す可能性を示した好例と言えるでしょう。

 そして、この未来的な体験の舞台となっているのが、日本初公開の「LEXUS Sport Concept」です。このモデルは、2025年8月に米国の「モントレー・カー・ウィーク」で世界初公開された、2ドアのスーパースポーツ・コンセプトカーです。

 レクサスによれば、未来的ながらも伝統的なスポーツカーの要素を併せ持つ、レクサスの次世代デザインを示すモデルとされています。その流麗なフォルムは、かつて限定生産された伝説的なスーパースポーツカー「LFA」や、2021年に発表された「Lexus Electrified Sport」を彷彿とさせるもので、ファンの間では「LFA後継機ではないか」と大きな話題を呼んでいます。

 ワイド&ローな構えに、ロングノーズ&ショートデッキという古典的なスポーツカーの様式美を取り入れつつ、フロントフェンダーの大きなエアアウトレットや抑揚のあるボディサイドが、ただならぬパフォーマンスを予感させます。

 攻撃的なレーシングマシンというよりは、流れるようなシルエットとグラマラスなフェンダーが気品と色気を漂わせる、高性能GTカーといった印象です。

 今回のJMSでは、この「LEXUS Sport Concept」に乗り込めるだけでなく、そのインテリアも初公開となりました。

 内装はライトブルーを基調に、ゴールドが差し色として使われ、非常にモダンな雰囲気にまとめられています。インストルメントパネルは、直線と曲線を巧みに組み合わせ、ドアトリムなどには風の流れを感じさせるフィンのようなデザインを採用。

 コックピットは運転に集中できるようドライバー中心の設計となっており、助手席側は逆にシンプルで足元空間も広く、くつろげる空間が確保されています。ステアリングはレクサス「RZ」にも似た異型タイプを採用。メーターパネルは中央の液晶モニターに加え、左右に縦型のサブモニターが配置され、ナビゲーションやサーキットの情報を表示していました。

 現時点では、市販化のアナウンスやパワートレインなどの詳細は一切不明です。「LFR」や「LFA2」といった市販時の名称も憶測の域を出ません。

 しかし、今回の「グランツーリスモ7」の体験では、走行中にあの「LFA」を彷彿とさせるような、甲高いV型10気筒エンジンのようなサウンドを味わうことができます。

 なおグランツーリスモ7で体感した運転した印象やサウンドなどはあくまで開発するなかで「目指している方向性のひとつ」だといいます。

 リアルな実車とバーチャルが融合した新しい体験、そして謎多きコンセプトカー「LEXUS Sport Concept」そのもの。レクサスが示す「ワクワクする未来」の展開から、今後も目が離せません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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