新車約213万円! トヨタ「究極の実用モデル」に反響殺到! 「これで十分でしょ!」 「ハイラックス」より小さい“カクカク”ボディにMT&「人員輸送」仕様も! タイで人気の「ハイラックス チャンプ」が凄い
トヨタが海外で展開する「ハイラックスチャンプ」について、SNSなどにはさまざまな反響が寄せられています。
安価で実用に特化した「ハイラックスチャンプ」
トヨタがタイで販売しているピックアップトラック「ハイラックスチャンプ」。2年前には日本でも披露されたことがあり、ひそかに投入への期待が高まっています。
SNSなどでもハイラックスチャンプについて、いまもなお多くのコメントが寄せられています。

ハイラックスチャンプは、トヨタがアジアの新興国向けに開発した、「IMV」シリーズのピックアップトラックです。
IMVとは、「Innovative International Multi-purpose Vehicle(革新的な世界戦略多目的車)」を指します。
IMVシリーズは、2004年にタイでの新型ピックアップトラックを発売して以降、世界180以上の国と地域に導入され、時代や地域のニーズに合わせて進化。
その代表モデルがピックアップトラックの「ハイラックス」やSUV「フォーチュナー」、ミニバンの「イノーバ」などです。
さて、2年前の2023年10月に開催の「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」で、トヨタはコンセプトモデル「IMV 0」を初公開しました。IMVシリーズの原点に立ち返り、現地ニーズに寄り添うピックアップトラックとなっています。
そしてJMS2023の翌月、2023年11月にタイでピックアップトラックの「ハイラックスチャンプ」が発売。これこそがIMV 0の市販モデルなのです。
シャシには堅牢かつ耐久性のあるラダーフレームが採用され、リアサスペンションもリーフスプリング式を装備。実用性と整備性が重視され、長く使えるものとなっています。
ボディはロングとショートが用意され、サイズは全長4705-5300mm×全幅1785mm×全高1735mm。狭隘な途上国の道路事情に合わせ、現行の「ハイラックス」よりもコンパクトとなっています。
デザインは直線を基調とした無骨なもので、シンプルさをとことん追求。デザインよりも機能を重視していることがうかがえます。
搭載されるエンジンは、2リッターおよび2.7リッターの直列4気筒ガソリンエンジンと、2.4リッターの直列4気筒ディーゼルターボエンジンの3種類。トランスミッションは5速MTと6速ATを設定。駆動方式はリア駆動となっています。
ちなみに、現地ではハイラックスシリーズは「国民車」として使われており、自家用・業務用問わず、さまざまな使われ方があります。
こうした背景もあり、ハイラックスチャンプでも荷台部にボルト穴を設置し、簡単に架装を装着できるようになっています。さらに地域のボディ架装業者と提携し、トラック仕様だけでなく、移動販売車や人員輸送車、バンなどとしても使えるようになっています。
タイ現地の価格は45万9000~57万7000バーツ(約213万円~約268万円)。通常のハイラックスよりも20〜30%ほど安価に設定され、必要にして十分な機能と合わせ、現地のライフスタイルにぴったりはまるモデルとなっています。
そんなハイラックスチャンプですが、かねてより日本国内への導入を求める人も多くおり、いまでもSNSなどで、「日本にも入れて!」「安くてちょうどいい。ぜひ国内販売を」などのコメントが寄せられています。
また「めちゃカッコイイなこれ」「タフなスタイルが最高!」など、機能に根付いた無骨なデザインや、「これで十分でしょ」「ここまで潔いとむしろ好印象」など、実にシンプルな装備などが響いているようです。
現在のところ日本国内導入に関してトヨタからのアナウンスはありませんが、クルマの高機能化・多機能化や電動化、先進装備の標準化などが進み、新車が高騰した現在、こうした途上国向けのシンプルなモデルに注目が集まっているようです。
Writer: くるまのニュース編集部
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