日産が新型「リーフ」発表! 3代目は「“精悍”クーペSUV」に全面刷新! 乗って気付いた6つの“驚き”ポイントとは
日産は2025年10月8日、新型「リーフ」日本仕様(78kWhバッテリー搭載のB7グレード)を発表しました。自動車ライターの工藤 貴宏氏が、いち早くテストコースで新型リーフに触れてみた印象についてレポートします。
新型「リーフ」に触れて感じた「6つのびっくりしたなあ」とは!?
ついに正規発表された日産の新型「リーフ」。今回のフルモデルチェンジは、量産電気自動車としては世界初となる「3世代目」となりました。
筆者(自動車ライター 工藤 貴宏)は新型リーフの日本仕様、78kWhバッテリー搭載のB7グレードにさっそく触れることができました。
そんな新型リーフで「びっくりしたなあ」と驚いた6つのポイントについてお伝えしましょう。

●驚きポイント1:精悍な「クーペSUV」になったこと
リーフといえば、初代も2代目も「正統派5ドアハッチバック」のパッケージングでした。しかし新型はなんと、SUVになっちゃったのです。正直言って驚きです。
どうしてSUVにしたのか。そう見える理由のひとつが、径の大きなタイヤ(215/55R18もしくは235/45R19)の採用ですが、開発者によるとこれは「エアボリュームを増やしたかったから」とのこと。
パッケージングの変更に関しては、「いまや日米欧でSUVが乗用車の中心となりつつあるので、それを受けて求められるニーズの変化に応じて」といいます。
参考までに、リアゲートの傾斜が大きな“クーペスタイルSUV”としたのは「空力を突き詰めた結果」なのだとか。
●驚きポイント2:日本にアジャストした低全高「1550mm」
SUVとなったことで、先代よりも背が高くなっているに違いない、とスペック表を見たら、不思議な気分に。
日本仕様のボディサイズは、全長4360mm×全幅1810mm×全高1550mm(プロパイロット2.0非装着車)、ホイールベース2690mm。
なんと、日本仕様の全高は「1550mm」と書かれているじゃないですか。
1550mmといえば、旧型(2代目)リーフと同じ値。そして、見た目からしてそんなに低くは見えない。だから「その数値は間違いに違いない」と思ったのですが、開発者に確認したところ間違いではありませんでした。
実は旧型に対して、背は高くなっていないのです(プロパイロット2.0装着車はアンテナの違いにより少し高くて1565mm)。疑ってすみませんでした。
実はこの背の高さ、海外仕様に対して低くした日本だけの特別仕様。一般的な機械式立体駐車場に収まるように死守したのだそうです。なんともうれしい話じゃないですか。
ちなみにサスペンションのチューニングも日本専用の仕立てで、海外向けに比べてやや乗り心地重視としているとのこと。日本仕様はしっかりと力を入れているのです。

●驚きポイント3:全長が短くなったのに室内は狭くない!? どういうこと?
今どきのクルマは、フルモデルチェンジのたびに車体が大きくなるのが常識。
ですが新型リーフはそうじゃなかった。なんと、新型は先代よりも全長が短いのです。
新型リーフ(日本仕様)の全長は、従来型に対して120mmも短縮。しかし驚くことに、室内はまったく狭くなっていないではないですか。
その秘密は“縮めた部分”。短くしたのはボンネット(フロントオーバーハング)の長さだけで、キャビンの長さは変わっていません(ホイールベースは10mm短縮)。
だから室内の広さはそのままというわけ。まさに高効率パッケージングですね。























































































