761万円! マツダが「“新”ロードスター」を発表! 初の超パワフル「2リッターエンジン」に匠“手組み”技術も採用! 史上最高の“スペシャルモデル”「MSRロードスター/12R」予約開始

マツダはモータースポーツブランド「MAZDA SPIRIT RACING」として初の市販車「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」を発表しました。2026年1月上旬に発売します。

初の2リッター&特別装備てんこ盛りの「スペシャルモデル」

 マツダは2025年10月4日、モータースポーツ活動におけるサブブランド、「MAZDA SPIRIT RACING」において、スペシャルモデル「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」を発表しました。

 24日より予約受注を開始し、2026年1月上旬に発売予定です。

マツダ「ロードスター」のスペシャルモデル「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」
マツダ「ロードスター」のスペシャルモデル「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」

「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(以下、MSRロードスター)」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R(以下、12R)」は、マツダが長年販売し、同社の代表車種となる2ドアオープンスポーツカー「ロードスター」現行型(ND)をベースに、特別な内外装と専用の走行性能が与えられたモデルとなります。

「マツダスピリットレーシング(以下MSR)」の名称が与えられた通り、MSRが参戦中の「スーパー耐久シリーズ(S耐)」に関わったエンジニアが開発を担当。

 そこで培った技術を惜しみなく投入し、パワートレインや車体を進化させ、「速さ」だけでなく「質感」にもこだわったモデルだといいます。

 最大の特徴は、2モデルともに現行型ロードスター ソフトトップモデルの国内仕様としては、初設定の2リッターガソリンエンジンを搭載しました。

 現行型ロードスターオーナーからは、派生の電動格納ハードトップモデル「ロードスターRF」だけでなく通常のソフトトップモデルにもパワフルな2リッターエンジン「SKYACITV-G 2.0」を搭載してほしいという要望があり、今回それが実現することとなりました。

 MSRロードスターでは、サーキット走行を楽しめるよう、専用チューニングを実施。

 スピードリミッターやブレーキオーバーライドの解除機能や、専用のスロットル制御、ヒールアンドトゥ操作時の回転数アシスト機能なども採用し、ベースのロードスターから大幅な改良が施されています。

 これにより、最高出力は184馬力/7000pm、最大トルクは205Nm/4000rpmまで向上しました。

 12Rでは、この2リッターエンジンに対してさらに追加で手を入れており、吸気ポートの形状変更や、匠のエンジニアによって手作業で吸気ポート内を研磨。

 さらに大型エアダクトやエンジン内部のカム形状変更、藤壺技研(FUJITSUBO)と共同開発したエキマニなどを採用。

 最大出力は200馬力/7200rpm、最大トルクは215Nm/4700rpmまで引き上げ、MSRロードスターよりもさらなる高出力・高レスポンスを実現しています。

 このほか、ラジエーター大容量化、ミッションメインドライブギアの固体被膜潤滑剤塗布、12Rでは軽量なシングルマスフライホイール、サーモスタットの変更、S耐車両と同一のピストン、ピストンリングを採用しました。

 足回りは、専用チューニングを施したビルシュタイン製専用サス/ダンパー、ストラットタワーバーの装着、12Rでは熟練工による高精度なサスペンションアームの締め付けとホイールアライメント調整を実施し、意のままの走りを実現しています。

マツダ「ロードスター」のスペシャルモデル「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」(左)と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」(右)
マツダ「ロードスター」のスペシャルモデル「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」(左)と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」(右)

 エクステリアではドイツの「ニュルブルクリンク」で走行安定性強化を図ったフロント・サイド・リアスカートやリアスポイラーを装着。

 足元はS耐参戦車両と同様のレイズ製「TE37」を採用し、特別感と機能性の両立を図っています。

 加えて12Rでは、ボンネットにレーシーな専用デカールの貼付やエンジンヘッドカバーの手塗りによる結晶塗装、シリアルプレートの装着を行い、プレミアム性を引き立てています。

 インテリアはブラックを基調にシートベルト、ステアリングトップマーク、ステッチ、シートパイピングには赤いアクセントを施し、運転の楽しさと刺激を高めています。

 またハンドルやシフトノブ、ドアトリムなどにはアルカンターラ素材を用い、上質さも付与。シートはMSRロードスターがセミバケットシートで、12Rがフルバケットシートとなります。

 新MSRロードスターの価格(消費税込、以下同)は526万5700円で、2200台限定。新12Rは761万2000円で、200台限定となります。

 MSRロードスターは先着順の販売で、販売台数の上限に達し次第販売終了となります。

 12Rは公式アプリ「倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING」から商談予約抽選に応募し、抽選200名に商談予約権が与えられます。

 抽選受付は2025年10月5日(日)14時00分から10月20日(月)23時59分までとなっています。

 なお、MSRロードスター/12Rに対しては、サーキット走行向けのアフターパーツを設定しており、FUJITSUBOのチタン製スポーツマフラー、ヨコハマのスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD09」、ブレンボのスリットローター&スポーツパッド) 、OS技研のLSD&専用オイル、レカロのフルバケットシート&サイドアダプタ(12Rには標準装備)、「Sabelt」×「MAZDA SPIRIT RACING」ダブルブランド ハーネス(4点式/6点式)を用意。

 いずれもマツダ販売店で購入が可能で、単品での販売も行います。

※ ※ ※

 今回のMSRロードスター/12R発表に際し、主査の齋藤 茂樹氏は以下のようにコメントしています。

「2019年にロードスターの主査を拝命し、それからずっとロードスターファンの皆さまからソフトトップの2リッターをぜひやってほしいという声をいただき、今回やっとこういった形でマツダスピリットレーシングという形で、世に出せるということで、本当に多くのファンに喜んでいただけるのではないかと、強く思っています」

 また、MSR代表の前田 育男氏も以下のように語っています。

「ようやく(MSRとしてモータースポーツの取り組みを行っている)成果のひとつとして、本日マツダスピリットレーシングロードスター、12Rの受注開始のご報告ができる日にこぎつけました。

 レースの現場で技術を鍛えて、その技術を創る人を育てる。この結果が今日みなさんにご紹介するスペシャルバージョンに結びついております。

 色々な技術をスーパー耐久の場で鍛えています。色々な失敗や成功もあり、その切磋琢磨した知見が今回のスペシャルバージョンに注ぎ込まれている。そういったものだと理解していただきたいです」

【画像】超カッコいい! これが716万円の「ロードスター」です! 画像で見る(80枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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