伊藤かずえ「電車より“シーマ”がいい!」 稽古場通いは30年来の“相棒”といっしょ!?
2025年9月15日、女優の伊藤かずえさんが公式YouTubeチャンネルを更新し、運転中の愛車内の様子を収めた動画をアップしました。愛車との関係性がうかがえるトークの模様について紹介します。
相棒「シーマ」との絆の深さを再確認
女優の伊藤かずえさんが2025年9月15日に公式YouTubeチャンネル「やっちゃえ伊藤かずえ」を更新。
現在出演中の舞台の稽古場へ向かうべく、運転中の愛車内の様子を収めた動画をアップしました。
![30年以上にわたってワンオーナーで日産「シーマ」に乗り続ける伊藤かずえさん[Photo:NISSAN]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/07/20250724_NISSAN_CIMA_ITO_KAZUE_000.jpg?v=1753352639)
大人社会に抗う中学生たちを描いた宗田理さんの小説「ぼくらの七日間戦争」が2025年に刊行40周年を迎え、同作を下敷きにした舞台「ぼくらの七日間戦争2025」が8月24日より公演中です。この作品で伊藤さんは、主人公の母・菊地詩乃役を演じています。
YouTubeにアップされた動画は、舞台が始まる前の8月13日に撮影されたもののよう。
ハンドルを握りながら「今まで電車で2時間かけて行っていたのですが、意外と電車賃は高いんだよね。クルマは1時間半で着くから、初めて稽古場へシーマに乗っていきたいと思います」と、交通手段をクルマに変えた理由を明かしています。
運転しているのは、伊藤さんの愛車として有名な1990年式の日産「セドリックシーマ」(Y31型) 。30年以上にわたり、彼女はこのシーマにずっと乗り続けていることで知られています。
2020年10月3日には自身のXで「シーマに乗り始めて今月で30年」とポストし、話題になった伊藤さん。「日産車以外乗ったことありません。ドラマなどで色々な車を運転しましたが、日産車一番好きです」と宣言するなど、一途な“日産愛”の持ち主でもありました。
彼女のお父さんは日産の元ディーラーマンだそうで、その愛の深さは筋金入りです。
そんな彼女とシーマの良好な関係は有名で、日産本社には「日産はレストアを検討して!」という声が届くようになったことで 、2020年に日産の社員有志が伊藤さんのシーマのレストアプロジェクトの乗り出した美談は、クルマ好きの間でよく知られた話です。
「日本的な味を持った、世界に通用する新しいビッグ・カー」をコンセプトに開発されたシーマの初代モデルは1988年に発売され、バブル景気のなかで爆発的にヒット。その人気のほどから「シーマ現象」なる言葉まで生まれ、同年の新語・流行語大賞の流行語部門・銅賞を受賞したほどでした。
1988年はバブル景気の絶頂期だったものの、シーマは500万円以上という当時としては破格ともいえる価格設定でした。「シーマ」とはスペイン語で「頂上」や「完成」を意味しますが、その車名どおりの高級車だったのです。
事実、伊藤さんは「コマーシャルのギャラが入ったので(シーマを)買いました」 と明かしています。
伊藤さんが乗るシーマには、「VG30DET型」と呼ばれるターボエンジン(最高出力255馬力)が搭載されました。
その後、日本は「280馬力自主規制時代」に突入しますが、1988年はシーマの255馬力が「暴力的な加速」と持てはやされていた時代。高級感だけでなく、圧倒的なパワー感も人気の要因だったのです。
そんなシーマを30年以上乗り続けてきた伊藤さんは、「シーマは家族の一員のような、私にとっての相棒」と公言。
今のところ「乗り換えたいクルマはない」と断言しています。2023年には“伊藤かずえ仕様”シーマのトミカ(トミーテック)製ミニチュアモデルが発売されたくらいに、彼女の愛車といえばシーマというイメージは確立されました。
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「免許返納までシーマに乗ろうと思っています」と、力強く宣言している伊藤さん。
人生を共にしてきた相棒との付き合いは、これからも長く続きそうです。

















































