新車200万円台! トヨタ「新シエンタ」どこが変わった? 全長4.2m級「ちょうどイイクルマ」のスゴさとは! “かゆいトコ”に手が届いた「改良点」に旧型オーナーも悔しがる!?
旧型オーナーも悔しがる!? 欲しかった装備や機能が加わった!
そして今回、ドライブする上での安心感やストレス軽減につながる、細やかな装備が加わっているのもトピックです。
まずは、従来は足踏み式だったパーキングブレーキが電動パーキングブレーキになり、オートブレーキホールド機能を搭載した点が挙げられます。停止中にブレーキペダルから足を離しても、停止保持をしてくれるようになりました。

信号待ちや坂道での停止時など、ずっと踏み続けているのは負担が大きいものでしたが、これなら足の疲れも軽減されるはずです。
アクセルペダルを踏めば自動で解除され、再発進することができますが、ギクシャク感がなくスーッとなめらかに走り出せたところに感心しました。
また、一度パワーをオフにしても、次にオンにしたときにブレーキホールドやドライブモードの設定がリセットされることなく、同じ設定が継続される「ブレーキホールドスタンバイメモリー機能」もトヨタ初採用。
これで、出発するたびに毎回スイッチを押さなくてはならないストレスがなくなりました。
なぜ今、この機能を設定したのかとトヨタの開発者に質問したところ、従来はまだブレーキホールドの機能を知らない人が多かったため、複数人で運転する場合に「オンにした記憶がないのにオンになっている」「オンになっていると思ったらなっていなかった」といった万が一のリスクを考慮し、最善策をとっていたとのこと。
でもすでにブレーキホールドという機能が普及してきて、認知度が高まったと判断したことから今回の搭載に踏み切ったとのことでした。
ブレーキという、クルマの重要な基本性能だからこそ慎重に安全第一で考えているのは、シエンタがミニバンのエントリーモデルの役割を担う“やさしいクルマ”ゆえではないでしょうか。

また、運転操作を先読みしてステアリング操作や減速をサポートしてくれる「PDA(プロアクティブドライビングアシスト)」に、新たに車線内走行時の「常時操舵支援機能」が追加されました。
これは、ステアリングの反力を適宜変えることで、不要な操作を抑制したり、操舵の遅れを防止してくれる機能。
直線では動かしやすさを損なわない程度に反力を上げ、フラフラするような不要な操作を抑制してくれます。
カーブでは、入り口で操作方向のみ反力を下げて操作を促し、旋回舵角付近の反力をあげることで回しすぎないようにしてくれて、カーブ出口では操作方向のみ反力を上げて戻しやすくしてくれるという、先読みによる細やかな制御です。
おかげでスーッときれいな弧を描いて曲がることができると感じました。
これなら、初めて走る道でどのくらいのカーブかがわかりにくいところでも、不安感が軽減されると思います。
そのほか、全車速追従機能付レーダークルーズコントロールの停止保持機能が全車に標準装備となり、さらに安心感が高まっています。



























































