20年ぶりデザイン刷新! 日野が「新たな精悍モデル」を初公開! 斬新「門型スポイラー」×12速AMTで燃費向上! 上質空間の「キング・オブ・観光バス」新セレガ JMSで披露へ
日野自動車は大型観光バスの「セレガ」新モデルを初公開し、「ジャパンモビリティショー2025」で展示すると発表しました。
スタイリッシュ大型観光バスの祖「セレガ」 20年ぶりデザイン刷新
日野自動車は2025年9月18日、10月に開催される自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)」の出展概要を発表しました。
大型観光バスの「セレガ」新モデルを初公開するとともに、JMS2025で初展示します。

セレガは1990年に登場しました。路線バスシリーズ「ブルーリボン」観光タイプの後継にあたります。
「セクシー&エレガント」を合わせた造語を車名とした通り、従来のバスとは一線を画す平滑でモダンなデザインを採用。
フロントガラスからバンパーまでを流れるようなフォルムにしたほか、ウインカー一体の横一文字ガーニッシュや精悍なヘッドライトを備え、大型観光バスのデザインを一気に近代化させました。
現行型は2代目で、2005年8月に発売。さらにスタイリッシュなデザインを採用したほか、新開発のサスペンションや低燃費エンジン、ヨーロッパの安全基準に適合する横転対策を実施するなど、走行性能や環境性能、安全性能を高めています。
デザインでは、横長の2本のメッキバー付きセンターバンパーや精悍なヘッドライト、初代をイメージさせるフロントガラス下の横一文字ガーニッシュのほか、フロントからサイドまで続く「アクセントピラー」を設け、都会的でアイコニックなものとしています。
なお、生産はいすゞとの合弁会社ジェイ・バスが担当し、いすゞではデザインの一部を変更し、「ガーラ」として販売。バス事業者の多くが導入し、大型高速路線・観光バスの定番モデルとなっています。
現行2代目セレガのラインナップは観光タイプ、高速路線タイプ、リフト付き車、廉価な観光・高速路線兼用の「リミテッドエディション」を設定。車体はハイデッカと9mボディのハイデッカ ショートを用意しています。デザインの小変更や内装のバリエーション拡大、安全性能の向上など、これまでに数度の改良を実施しており、2024年に登場した現行最新モデルでは、レーンキープアシストやオートヘッドライトの装備、ドライバー異常時対応システム(EDSS)などを追加しました。
搭載エンジンは8.9リッター直列6気筒ディーゼルターボの「A09C」で360馬力を発揮し、7速AMTと組み合わせています。
最新モデルの価格(消費税込/大型観光ハイデッカ・型式RU1ASDY)は4545万6400円です。
そして今回、JMS2025の出展概要とともに、20年ぶりにデザインを一新した新モデルの登場が明らかにされました。
エクステリアでは、風を受け流す抑揚ある艶やかなラウンディッシュデザインを採用。フロントからサイドへの流れを強め、流麗でエモーショナルなフォルムを再現しています。これにより、空力性能も向上しました。
ヘッドライトは可変配光型とし、LEDコーナリングランプも備えることで、視認性を高めています。
リアまわりの形状は、従来型から大幅に変更が加えられました。従来のリアスポイラーを廃し、ルーフからボディサイド中央付近まで連続する門型の「シャープエッジルーフ」を採用し、空力性能の向上とフラッグシップとしての存在感を表現しています。
走行性能では、低燃費タイヤや12速AMTを搭載し、燃費の向上を図りました。
先進機能では、出会い頭警報や左折巻き込み警報、車線変更警報、標識認識システムを採用。安全性能も大幅に高めています。
このほか、内装を一新しSDGsに配慮したコーディネートも採用し、乗客に上質な印象を与えます。
販売価格やラインナップなどは、2026年春頃の発売付近でアナウンスされるものとみられます。
Writer: くるまのニュース編集部
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