トヨタ「進化型の“さらに進化型”GRヤリス」登場! 「25式」は何が変わった? 新仕様「エアロパフォーマンスPKG」も設定! 「たった1年」で大進化の最新モデルを試乗!
TOYOTA GAZOO Racingは2025年9月12日、「GRヤリス」に「エアロパフォーマンスパッケージ」を追加し、発売すると発表しました。2025年10月1日より販売されます。はたしてどのようにアップデートしているのでしょうか。ジャーナリストの山本シンヤ氏が試乗インプレッションと共に解説します。
モータースポーツで鍛えた技術を反映
TOYOTA GAZOO Racingは「GRヤリス」に「エアロパフォーマンスパッケージ」を追加し、2025年10月1日より販売開始すると発表しました。
その進化について説明を受けると共に、サーキットでの試乗する機会を得たので、解説します。

GRヤリスは正式発売後もレースやラリー、ダートトライアル、ジムカーナなど、様々なモータースポーツにおける極限の状態で「壊しては直す」を繰り返しながら、開発は絶え間なく続いています。
その理由は“モリゾウ”こと豊田章男氏(トヨタ自動車会長)の言葉を借りると「もっといいクルマづくりにゴールはない」からです。
その成果の1つが2024年に登場した「進化型」でしょう。
元々は「法規適合くらいで変える必要はない」という判断だったそうですが、モリゾウ氏から「鍛えた結果は、できるだけ早いタイミングでユーザーに還元すべき」という助言から、モータースポーツの世界でトライしてきたことを、市販モデルに全て盛り込んだと言います。
その進化はエンジン、トランスミッション、「GR-FOUR(4WDシステム)」、車体・シャシー、サスペンション、エクステリア、インテリアと車両全体に多岐に渡ります。
伸び代はフルモデルチェンジ並みと言ってもいいレベルで、筆者(山本シンヤ)はクルマから開発チームの熱意をダイレクトに感じたので、愛車の乗り換えをしました。
そんな進化型の登場から1年、GRヤリスは再び進化を遂げました。
“進化型の進化型”になるので混乱しそうな感じですが、GRはこれを機に「◯◯式(◯◯は改良された年)」と呼ぶそうです。つまり、初期モデルは「20式」、進化型は「24式」、そして今回のモデルは「25式」というわけです。















































