新車448万円! 日産新型「コンパクトカー」登場! 全長3.9mの小型ボディに斬新すぎる丸目ライト採用! 航続距離が“予想超え”の新型「マイクラ」英国仕様とは?
日産が、6代目となる新型「マイクラ」の英国における価格を発表しました。100%電気自動車として生まれ変わったこのコンパクトカーは、いったいどのような性能と価格で登場するのでしょうか。
全長3.9mの小型ボディに斬新すぎる丸目ライト採用!
日産の英国法人は2025年8月5日(現地時間)、6代目となる新型「マイクラ」の価格を発表し、同年9月1日に注文受付が開始されました。
新型マイクラは、100%電気自動車(EV)として生まれ変わった、日産の新たな戦略的モデルです。

マイクラは、日本では長年「マーチ」の名で親しまれてきたコンパクトカーの、主に欧州で使われる名称です。
初代マーチ(K10型)が欧州でマイクラとして販売されて以降、その歴史を共有してきましたが、2016年に登場した先代の5代目マイクラは、欧州のニーズに合わせて大型化・スポーティ化された欧州専用車となり、日本のマーチとは異なる独自の進化を遂げています。
ちなみに、日本で唯一マイクラの車名で正規販売されたモデルとして、2007年に1500台限定で発売されたオープンカー「マイクラC+C」があります。これは3代目マーチ(K12型)をベースに英国で生産された輸入車でした。
新型マイクラで注目すべきは、発表済みの数値を上回る航続距離です。最終テストの結果、52kWhバッテリー搭載モデルの航続距離は260マイル(約418km)、40kWhバッテリー搭載モデルは198マイル(約319km)に達することが判明しました。
これは、空力性能を最適化したクリーンなラインのデザインが貢献しているとされています。
ボディは、全長3974mm×全幅1830mm×全高1499mm、ホイールベースは2541mmというコンパクトなサイズとし、エクステリアは、3代目にも似た特徴的な丸いヘッドライトを採用。
実は、丸い灯体はデイタイムランニングライトであり、真ん中の細い横長の部分がヘッドライトになっているという、歴代モデルへのオマージュが込めたユニークなデザインとしました。
インテリアは、Googleの機能を組み込んだ「NissanConnect」インフォテインメントシステムを搭載。Googleマップが標準装備されており、目的地が航続距離を超える場合には、ルート上の充電ステーションを自動で提案します。
充電性能も高く、DC急速充電(52kWh版は最大100kW)を使用することで、わずか30分でバッテリー残量15%から80%まで充電可能。また、効率的な充電と航続距離の最大化をサポートするヒートポンプも全車に標準装備されます。
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新型マイクラの英国での価格は、40kWhバッテリーを搭載するエントリーグレード「エンゲージ」が2万2995ポンド(1ポンド=195円の為替レートで約448万円)から。
EVのBセグメントにおいて非常に競争力のある価格設定となっています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
































































