ホンダが新型「軽ハイトワゴン」発表! 丸目の“レトロデザイン”&メーカー初の「画期的アクセル制御」採用! まさかの「ナビ無し仕様」もある新型「エヌワン・イー」発売の狙いとは?
ホンダは2025年9月11日、新型「N-ONE e:(エヌワンイー)」を発表しました。軽自動車「Nシリーズ」のEV第2弾だといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。
目指したのは「日常のパートナー」
ホンダは、新型軽自動車「N-ONE e:(エヌワンイー)」を2025年9月12日より発売します。
これに先駆け、同月11日に「二子玉川ライズ スタジオ&ホール」(東京都世田谷区)で発表会が開催されました。
軽自動車の国内需要がますます高まる中、新型N-ONE e:はどのような狙いで市場に投入されるのでしょうか。

新型N-ONE e:は、ホンダの軽自動車「Nシリーズ」のEV(電気自動車)第2弾となるモデルです。
ちなみに第1弾は、2024年10月に発売された軽商用バン「N-VAN e:(エヌバンイー)」。今回登場した新型N-ONE e:は、軽乗用車としてはホンダ初のEVとなります。
車名の通り、軽ハイトワゴン「N-ONE(エヌワン)」をベースにしたもので、同車の「室内の広さ」と「使い勝手の良さ」を継承。床下に薄型バッテリーを搭載し、モーターや制御装置などを効率よく集中配置することで、大人4人が快適に乗車できる空間を確保しています。
一充電走行距離は、軽EVトップクラスの295km(WLTCモード)をマークするほか、普通充電で4.5時間、急速充電(上位グレードのみ対応)で約30分と、短時間の充電も実現しました。50kWの急速充電にも対応します。
バッテリー冷却・加温システムも備え、夏季や冬季でも安定した航続距離・充電時間を保つといいます。
走行性能も、街中などでの運転のしやすさと快適な走りを両立。「シングルペダルコントロール」をホンダの軽で初採用し、アクセルペダルだけで加減速から完全停車まで行えるようにしました。
ボディサイズは、N-ONEと同等の全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mm、ホイールベース2520mm。
軽ハイトワゴンとしては低めの全高が特徴で、高さ制限のある機械式の立体駐車場にも適応する手ごろなサイズ感です。
外観は、N-ONE特有のレトロなデザインをベースに、EVならではのクリーンさを表現したといいます。
内装は水平基調のシンプルなインパネレイアウトとし、広々感や優れた前方視界を確保しました。
生活圏内での利用も多く、ナビの使用頻度が少ない軽EVユーザー向けに、ベースグレードにはインパネ上部が完全にフラットになる「ディスプレイレス」仕様も設定されます。

発表会に登壇した新型N-ONE e:開発責任者のホンダ 四輪開発本部 完成車開発統括部 堀田 英智さんは、次のように説明します。
「何気ない毎日を生き生きと活発にしてくれるような『日常のパートナー』であってほしいとの思いを込めて、グランドコンセプトは『e:Daily Partner(イー デイリー パートナー)』と定めました。
ベースのN-ONEが持っているコア価値に加え、EVとしての身軽、気軽な価値を加えることで、小さな楽しみを生み出し、何気ない毎日を活発にしてほしいという思いが込められています」
新型N-ONE e:の価格(消費税込み)は、ベースグレード「e:G」が269万9400円、急速充電にも対応する上級グレード「e:L」が319万8800円。ボディカラーは新色「チアフルグリーン」をはじめとする全4色です。




































































































