ダイハツ「新型コペン」登場なるか!? 後輪駆動で1.3リッターエンジン搭載&ワイドボディで「脱・軽自動車」も! 「VISION COPEN」から予想する次期モデルとは!
2025年10月に「ジャパンモビリティショー」が開催されます。過去の同イベントで話題となったコンセプトカーのなかから、ダイハツ「ビジョンコペン」を紹介します。
後輪駆動で1.3リッターエンジン搭載&ワイドボディで「脱・軽自動車」も!
2025年10月30日から11月9日まで、東京ビッグサイトにて「ジャパンモビリティショー2025」の開催が予定されています。
これは、過去に「東京モーターショー」として開催されていたイベントで、2023年から「ジャパンモビリティショー(以下、JMS)」に名称が改められた日本最大級のモーターショーです。

各自動車メーカーなどが出展概要を発表しつつありますが、前回のJMS2023で展示されて話題を集めた車両を振り返ってみましょう。
今回紹介するのは、ダイハツブースに展示されていた「ビジョンコペン」というモデル。
「コペン」は、ダイハツが販売している軽自動車のオープン2シーターモデルで、2002年に初代モデルが登場。
現在は2014年に登場した2代目が現行型としてラインナップされていますが、すでに10年以上が経過しているだけでなく、2025年12月からは継続生産車にも衝突被害軽減ブレーキの装着が義務化されているため、新型モデルが登場するのではないかと今後の動向が注目される1台です。
そんなコペンの未来を占うモデルとして展示されたのがこのビジョンコペン。当時、会場では開発スタッフが来場者にタブレットを用いて熱心にアンケートのお願いをしている姿も印象的でした。
当時も高い注目を集めたビジョンコペンですが、ルックスこそ初代コペンを現代風にオマージュしたような、一目見てコペンの後継車種であることが分かるスタイルとなっていました。
しかし踏襲されていたのは基本的なスタイルだけで、実はボディサイズは全長3835mm×全幅1695mm×全高1265mmという、軽自動車枠を超えた普通車の5ナンバーサイズとしながら、搭載されるエンジンも1.3リッター、そして駆動方式はフロントエンジンリアドライブ、つまりFRレイアウトとなっていたのです。
ただこの普通車サイズでFRレイアウトというパッケージングはあくまで未来のコペンの候補のひとつということで、会場でも普通車サイズとなることやFRレイアウトになることについてアンケートが実施されており、ユーザーの反応をチェックするためのスタディモデルという位置づけだったようです。
とはいえ、コンパクトなFRのオープンカーというと、マツダ「ロードスター」くらいしか選択肢のない現在、コペンがFRとなることを期待する声は少なくなかったようです。
その一方で維持費の安い軽自動車だったからこそセカンドカーとして購入することができたという声もあったようで、「脱・軽自動車」はなかなか悩ましい選択肢と言えるでしょう。
※ ※ ※
JMS2023閉幕後にダイハツの認証不正問題が明るみとなり、次期コペンの開発も一時中断してしまったというウワサもありました。
しかし、多くのファンを抱えるモデルであるため、今年のJMS2025で続報が出ることを期待したいところです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。











































