トヨタ「“新型”SUV」まもなく発売! 全長4.7m以下の「ちょうどイイボディ」×「700km走れる」ユニット搭載! 「ステーションワゴン版」も登場の新型「bZ4X」 販売店でも話題に
2025年3月、トヨタのBEV「bZ4X」の大幅改良モデルが公開され、2025年後半に日本発売が予定されていることが発表されました。販売店には今どのような反響が寄せられているのでしょうか。
3年ぶりの大幅改良を経た「bZ4X」登場へ
2025年3月12日、トヨタは大幅改良を行った新型「bZ4X」を発表しました。日本での発売は2025年後半が予定されています。
販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。

bZ4Xは2022年5月に発売された5ドアSUVタイプのBEV(バッテリー電気自動車)です。BEV専用車としてはトヨタ初のモデルとなっています。
プラットフォームにはトヨタとスバルが共同開発したBEV専用の「e-TNGA」を採用。
ボディ構造と一体化させ、高い剛性を持つ大容量の大型リチウムイオンバッテリーを搭載し、高出力化により高い動力性能を実現したほか、前後モーターの4WD車にはスバルの四輪制御システム「X-MODE」と「グリップコントロール」を採用。
BEVならではの快適でレスポンスのよい走りと、高い悪路走破性をあわせ持つことも特徴です。
デザインはBEVらしいシンプルで未来的なエクステリアを採用。現在のトヨタ車に用いられている「ハンマーヘッド」モチーフをいち早く採用し、新時代のトヨタデザインの先駆けとなっています。
インテリアはコンパクトボディでありながら、パワートレインの制約が少ないことで、Dセグメント並みの室内空間を実現。静粛性や見晴らしのよさも特徴です。
ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mmで、ホイールベースは2850mmとなっています。
パワートレインは2種類で、1モーターの前輪駆動(FWD)モデルはシステム最高出力150kW/最大トルク266Nm、前後2モーターの4WDモデルでは160kW/337Nmを発揮します。
ラインナップは通常モデルの「G」、上級モデルの「Z」も2タイプで、価格(消費税込)は550万円から650万円です。
さて、そんなbZ4Xですが、2025年3月に欧州で大幅改良を行った新型が公開されました。
3年越しの大幅改良では、デザインの変更だけでなく、パワートレインのアップデートや乗り味のブラッシュアップも図られています。ボディサイズは同一です。
デザインではランプの配置を見直し、洗練された印象に変更。インパネも刷新し、スマートフォンのワイヤレスチャージャー2機搭載や、エアコン吹き出し口の変更などを行ったことで、利便性の向上と近未来感を演出。
パワートレインは57.7kWhと74.7kWhの2つのバッテリーを用意したほか、システム出力も123kW、165kW、252kWと多彩なバリエーションを用意。165kWhのFWDモデルでは、一充電航続距離700kmオーバーを達成し、格段に走りやすくなっています。
その他、バッテリーを最適温度に保つ「バッテリープレコンディショニング」やモーターやインバータなどを一体化したeアクスルの効率化、サスペンションの設定変更などで、走りもアップデートしています。
加えて、リアを延長し室内空間とラゲッジスペースを広げたステーションワゴンモデル「bZ4Xツーリング」も設定されます。こちらは2026年春の発売が予定されています。
ではこの新型bZ4Xについて、販売店では今どのような反響があるのでしょうか。関東圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。
「数多くのお問い合わせをいただいております。現時点では明確な発売日が販売店までおりてきていないため、在庫の確保などについてのご相談が中心となっております。
あくまで推測ですが、販売後に受注件数が膨れてストップしてしまうということはなさそうです。
(現行モデルでは)『家族と山のレジャーに行く時でも給電できるのが安心』『静かで揺れも少なく子どもがくつろいで楽しそうにしていた』『自動駐車の機能が便利で、急いでいる時に重宝しそうだ』といったように機能面に関するお声をいただくことが印象的です。
(新型については)まだご案内ができる段階になく誠に恐縮ですが、続報をお待ちいただければ幸いです」
また、関西圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。
「多くのお問い合わせをいただいております。
『低重心設計だから、走りがなめらかでコーナリングもスムーズだ』『悪路や急な下り坂でも、それを感じさせないほど安定している』『ブラックや鮮烈なエモーショナルレッドのボディカラーがかっこいい』という評価をいただいております。
装備の充実度の面で、(現行モデルでは)Zグレードに人気が集まっています。
『近所に急速充電器があるので使い勝手が良さそう』『災害時の備えとして、非常電源用のBEVが一台あると安心』という声もあり、実用性と安心感の両面からご関心をいただくことも印象的です。
新型bZ4Xの具体的な性能や発売のスケジュールに関しては、これから分かってくることも多いと思いますので、続報をお待ちください」
トヨタ初のBEV専用車として大幅な進化を遂げた新型bZ4X。続報に注目です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。































