ド迫力の「国産スーパーカー」!? まさかの「トヨタ車」ベース&“MT”もアリの「ドラゴン」! MR‐Sベースの「DragStar」とは
2011年の東京オートサロンに登場した「DragStar F1 Dragon」はひときわ目立つ存在でした。現在も展開される同車ですが、一体どのようなクルマなのでしょうか。
バリュープログレスが手掛けるユニークな「DragStar F1 Dragon」とは
世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン」には毎年、個性豊かなカスタムカーやコンセプトカーが多数登場します。
今回は、その中でも2011年に登場し、力強さが強調された個性的なデザインで注目を集めた「DragStar F1 Dragon(ドラッグスター エフワン ドラゴン)」を取り上げます。
ドラッグスター エフワン ドラゴンを手がけたのは、カスタムメーカーの「Value Progress(バリュープログレス)」です。

もともとは2010年に発表された「DragStar F1(ドラッグスター エフワン)」というモデルがベースになっており、東京オートサロン2010では「東京国際カスタムカーコンテスト」のコンセプトカー部門で優秀賞を受賞した実績があります。
その進化版ともいえるのが、「ドラゴン」の名を冠したこのモデル。
開発コンセプトは「ドラッグマシンのような、ロングノーズ・ショートデッキのスポーツカーを作りたい」という想いから始まっているそう。
ベース車両はトヨタのライトウェイトスポーツ「MR-S」。この車両に対し、1100mmもホイールベースを延長し、サブフレームとともに下部にメインフレームを通すことで、フラットな床面と高いボディ剛性を実現しています。
外装はフルエアロ仕様となっており、前身モデルのヌードボディにフルエアロで完全武装をした進化版となっておりアグレッシブなスタイルに仕上がっています。
外観カラーは情熱的なレッドで統一され、街中を走れば注目を集めること間違いなしの1台です。
車体サイズは全長5200mm×全幅2160mm×全高1180mmと、一般的なスポーツカーを大きく上回るスケール感。見た目はまるで和製スーパーカーのようですが、車検対応車両で、公道走行も可能です。
パワーユニットには、トヨタのZ-FE型エンジン(直列4気筒DOHC・VVT-i)を搭載。最高出力は140馬力/6400rpm、最大トルクは17.4kgm/4400rpmを発揮します。
トランスミッションはMR-Sと同じく、MT(マニュアル)またはAMT(オートマチックマニュアル)から選択可能です。
さらに注目すべきは、そのカスタマイズ性。各パーツはボルトオンで構成されており、購入者の要望に合わせてフルオーダーメイドで仕様を変えることができます。
世界に1台だけの特別なスーパースポーツを手にすることも夢ではありません。
※ ※ ※
MR-Sをベースにしているとは思えない、迫力満点のDragStar F1 Dragon。現在も展開中の同車ですが、来年2026年の東京オートサロンでは、さらに想像を超えるカスタムマシンの登場に期待が高まります。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。































































































