新「空港アクセス道路」開通に向け一歩前進! 「あと一歩で空港」なのに大渋滞! 大幅時間短縮が期待される「福岡高速3号線」延伸工事の現状とは
福岡都市高速道路には、福岡高速3号線(空港線)を空港北口交差点付近まで延伸する計画があります。延伸が実現するとどのような効果があるのでしょうか。
福岡空港のより近くまで高速を延伸!
福岡高速3号線(空港線)は、既存の「空港通出入口」をさらに福岡空港側に約1.4km延伸し、「空港北口出入口(仮称)」を新たに建設予定です。
延伸するとどのような影響があるのでしょうか。
工事の現状を紹介します。

福岡空港は充実した国内線ネットワークと、アジア地域を中心とした国際線ネットワークを有し、九州・西日本の拠点空港として国内外との交流を支えています。
こうした中、福岡空港へのアクセス手段の約4割を占める自動車交通の円滑化が重要となっています。
現在、福岡空港3号線は空港通出入口で終点となっているため、空港に行くためには空港口交差点を経由せねばならず、ここでしばしば渋滞が発生しています。
また、現状は高速を降りてから空港まで約2km一般道を走行せねばならず、所要時間増加に拍車をかけています。
そんな福岡空港3号線を空港北口交差点付近まで延伸する事業が進行中です。
これが完成すると福岡市南部地域や大宰府ICからの国内線ターミナルへのアクセス強化、空港口交差点をはじめとする福岡空港周辺道路の混雑緩和が期待されています。
天神北出入り口から国内線旅客ターミナルまでの所要時間は現状と比べて約5分、大宰府ICからは約9~10分の時間短縮効果があるとされています。
ルートは、既存の空港通出入口から一気に地下に潜り、空港口交差点をアンダーパスで抜け、その先に空港北口出入口を新設する予定です。
工事の現状としては、2024年度から用地測量や都市高速本体の詳細な設計等を実施。土地の境界が確定し、地権者の合意が得られた場所から随時物件調査や用地取得を実施しています。
2025年度はそれらの取り組みを引き続き行い、今後予定している都市高速本体工事に向け、樹木移植工事や既存橋脚の補強工事を実施していく予定です。
※ ※ ※
福岡高速3号線の延伸は、空港アクセスを飛躍的に向上させ、市民や観光客にとってより便利な交通網を実現します。
あわせて物流や経済活動の効率化にもつながり、福岡都市圏の発展を後押しする重要な一歩となるでしょう。
今後の開通により、街の暮らしとビジネスの両面で新たな可能性が広がりに期待が高まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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