国道246号「“地獄”の伊勢原渋滞」解消へ前進! 神奈川西部“完全スルー”の「大幹線バイパス」が建設進行中! 首都圏と東海地方を結ぶ「厚木秦野道路」とは
東名高速、新東名高速、圏央道を相互に連絡する「厚木秦野道路」が現在工事進行中です。工事の進捗はどうなっているのでしょうか。
圏央道~東名~新東名をダイレクトに結ぶ!
神奈川県の中央部を横断する国道246号線は、交通集中による深刻な渋滞に悩まされています。
そこで、新たに「厚木秦野道路」の建設が進められていますが、開通するとどのような効果が見込まれているのでしょうか。
工事の進捗状況を合わせて紹介します。

国道246号は東京都を起点に神奈川県中央部を横断し静岡県沼津市に至る、首都圏と東海地方を結ぶ重要な幹線道路です。
神奈川県内の国道246号は、交通集中による渋滞が慢性的に発生しており、特に厚木市から秦野市の付近では、円滑な交通機能の確保が大きな課題になっています。
いっぽう厚木秦野道路は、圏央道の圏央厚木IC付近から東名高速の秦野中井ICを経由して新東名高速の秦野西IC(仮称)を結ぶ、延長約29.1kmに及ぶ道路です。
これが開通すれば東名高速・新東名高速・圏央道が自動車専用のバイパスでスムーズに連結され、高速ネットワークと一体となった地域交通の強化・円滑化が期待されます。
各高速道路からスムーズにアクセスすることができるため、現状の国道246号の渋滞緩和に大きな影響をもたらします。
また、高速道路の渋滞緩和により生活道路を抜け道として利用する大型車両が減少し、地域の交通安全向上、環境改善などの効果も期待されています。
厚木秦野道路の工事進捗状況は、国土交通省川崎国道事務所が2025年3月にYouTubeチャンネルで公開しています。
動画によると厚木区間の厚木市三田周辺(圏央厚木IC付近)では、盛り土部の地盤改良工事を実施中。「厚木バイパス橋」の下部工事が始まっていると紹介されています。
厚木北IC(仮称)付近では、現在用地取得を進めていると案内。2015年度における厚木地区の用地買収率は約11%だったところ、2024年度には約94%が取得済みと発表しています。
伊勢原区間の伊勢原大山IC付近では、現在埋蔵文化財調査、改良工事を進めている最中とのことです。
伊勢原北IC(仮称)付近では、建設中の「鈴川橋」の床版工事が完了し、「伊勢原第一トンネル」の整備が進められています。
また、秦野中井IC付近でも現在用地習得を進めていると発表しています。
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厚木秦野道路は、地域間の移動時間を短縮し、渋滞分散と物流・観光の活性化に期待が寄せられています。
今後の工事進捗に目が離せません。
Writer: くるまのニュース編集部
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