三菱の「小さな“ランエボ”クーペ!?」に注目! ハイテク“四輪駆動”×リアミッドシップ! 全長3.5m級の超軽量“4人乗り”スポーツカーコンセプト「i MiEV SPORT」がスゴかった!

三菱はかつて、超小型スポーツカーのコンセプトモデルを発表しています。まるで、「小さなランエボ」とも称されたこのハイテクマシンは、いったいどのようなクルマだったのでしょうか。

三菱の「超スゴい」電動スポーツ4WDクーペとは

 2007年の「第40回 東京モーターショー」で三菱が公開したコンセプトカー「i MiEV SPORT(アイ・ミーブ・スポーツ)」。

三菱を代表する4WDスポーツカーシリーズ「ランサーエボリューション(ランエボ)」譲りの先進4WD制御技術もおり込まれたこのコンセプトカーは、当時大いに話題となりました。

 今見てもなおスゴかったこの超軽量スポーツカーコンセプトについて振り返ります。

ちいさいけれど「ハイテク」満載なマイクロスポーツカー!
ちいさいけれど「ハイテク」満載なマイクロスポーツカー!

 三菱が2007年の東京モーターショーで公開したi MiEV SPORTは、電気自動車のスポーツ4WDクーペのコンセプトカーです。

 当時の三菱は、独創的なミッドシップレイアウトのガソリン軽自動車「i(アイ)」を発展させた、バッテリーEVの「i MiEV(アイミーブ)」(2009年6月発売)を目下開発中でした。

 そのi-MiEVをベースに、前輪の左右にインホイールモーターを装着して後輪にはシングルモーターを搭載するという「3モーターシステム」を採用し、コンパクトな4WDスポーツカーとしてまとめたのが、i MiEV SPORTでした。

 i MiEV SPORTは、各モーターの出力を最適に電子制御する「E-4WD(Electric powered 4 Wheel Drive)」や、後輪左右のトルク移動を電動モーターで制御する「E-AYC(Electric Active Yaw Control)」が採用されています。

 これに加え、ランエボから採用が始まった三菱独自の車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」をさらに進化させた「E-AYC(Electric Active Yaw Control)」も搭載されるなど、パワートレインのハイテク機能が満載のモデルでした。

 狙っていたのは、「走る歓び」と「環境性能」を両立したエコなコンパクトスポーツ。

 今日の「アウトランダーPHEV」などの最新電動4WD車で用いている駆動制御の「先駆け」になったとも考えられます。

 i MiEV SPORTのボディサイズは、全長3450mm×全幅1600mm×全高1400mmと、軽自動車規格を少し超えたワイド&ローなディメンジョン。

 ホイールベースは「i」と同じく2550mmのロングホイールベースを採用で、こちらも「i」同様にキャビンフォワードのパッケージングとしています。

 エクステリアデザインは、i/i MiEVのイメージを継承しつつも、グッとスポーティで流麗なデザインを採用。

 ベースとした「i」に対して全高を200mm以上も低く抑えたことで、低い重心高が際立つようなスタイリングとなっていました。

 ルーフには太陽光発電パネルを搭載し、フロントグリル内には風力発電用のファンも装着するなど、電力マネージメントも兼ねたデザインも斬新でした。

 ボディはアルミ押し出し材とアルミダイキャスト材を組み合わせた軽量で高剛性、高強度の「アルミスペースフレーム構造」を採用しています。

【画像】超カッコいい! これが三菱の「小さな“ランエボ”クーペ」です! 画像で見る(30枚以上)

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