ホンダの「斬新“ハッチバック”」がスゴい! 「シティ」思わせる“丸目”レトロな「旧車デザイン」! 樹脂ボディもカッコいい「サスティナC」進化版「小型車」&「軽」がまもなく市販化か!?

今思えば「サスティナC」がすべてのはじまりだった!?

 そんななか、JMS2025での発表から2年が経過した2025年7月には、N-ONEのEVモデルである「N-ONE e:」が発表されました。

 さらには、英国で開催されたカーイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025」において、新たな小型EVのコンセプトモデル「Super EV Concept(以下、スーパーEVコンセプト)」も発表されました。

近い将来の市販化を目指す小型EV「Super EV Concept」はいま欧州で公道テストを実施中
近い将来の市販化を目指す小型EV「Super EV Concept」はいま欧州で公道テストを実施中

 丸目2灯のレトロなデザインやバックドアの傾斜、タイヤの配置にボディの雰囲気など、今になって思えば、どちらもサステナCにそっくりな仕上がりです。

 N-ONE e:に比べるとグッとワイドなフェンダーが目をひくスーパーEVコンセプトは、現在欧州で公道テストを実施しており、こちらも市販化間近だといいますが、詳細については明らかにされていません。

 また残念ながらN-ONE e:にはサステナCで採用されていたアクリル樹脂のボディパネルは使用されていません。

 しかし今後のホンダEV戦略の中で必要となる技術のはずで、特にEVモデルであるからこそ、サステナブルに着目したクルマづくりが有効的に働くでしょう。

 ともあれ2023年当時、ホンダは1台のコンセプトカーに2つの仕掛けをしていたということになります。

 1つは環境問題とクルマの共存、もう1つは新型N-ONE e:/スーパーEVコンセプトの先行デザインという役割です。

 サステナC発表当時、ここまでの未来を予測した人は少なかったはず。こうした面白い仕掛けをコンセプトモデルに対して行うのも、ホンダ流ということなのでしょう。

 そして2025年秋には、「JMS2025」が開催されます。今年のホンダのコンセプトカーには、いくつの仕掛けがあるでしょうか。

 新たなコンセプトモデルの登場が楽しみです。

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Writer: 赤羽馬

金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。

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