新型「クーペ風ワゴン」に注目! たった「10分で300km以上走る」スゴい充電も搭載! ピカッと光る斬新「イルミグリル」搭載のメルセデス・ベンツ「CLA」SBモデル 欧州で登場
メルセデス・ベンツはヨーロッパで、フルモデルチェンジした新型「CLAシューティングブレーク」を発表しました。
「クーペ×ワゴン」ジャンルの開拓者が全面刷新
メルセデス・ベンツは2025年7月15日、フルモデルチェンジした新型「CLAシューティングブレーク」をヨーロッパで発表しました。
新型CLAシューティングブレークは、2026年3月からヨーロッパでの販売開始を予定しています。
革新的な電動化技術を備えた次世代モデルとして注目を集めています。

初代CLAシューティングブレークは、2015年に登場しました。
クーペとワゴンを融合させた独自のプロポーションと実用性が評価され、当時はまだ一般的ではなかった「シューティングブレーク」という斬新なジャンルを広く普及させました。
今回3代目となった新型CLAシューティングブレークには、2グレードの「BEV(Battery Electric Vehicle)」、つまりバッテリー式電気自動車モデルが設定されています。
ボディサイズは全長4723mm×全幅1855mm×全高1469mmで、ホイールベースは2790mm。従来のモデルより35mm長く、25mm幅広く、27mm高くなりました。ホイールベースも61mm長くなっています。
エクステリアは、スポーティさとエレガンスを兼ね備えたデザイン。シャークノーズフロントは、142個のイルミネーション付きクロームルックのLEDスターパターンがあしらわれた専用パネルと組み合わされ、存在感を高めています。
そのいっぽうでシャープなヘッドライトはエレガントさを際立たせており、フロントグリルに装飾されたマットクローム仕上げのスリーポインテッドスターも印象的です。
ルーフラインは後ろへと緩やかに傾斜しており、一体構造の「パノラミックガラスルーフ」も傾斜にあわせて備えられています。パノラミックルーフには星空のようなアンビエントイルミネーションも埋め込まれています。
インテリアに採用された「フローティング」デザインからは、インパネがまるで空中に浮いているような感覚を受けるでしょう。
先進感と高級感、ゆとりのある車内空間からは、メルセデス・ベンツらしいエレガントさが存分に感じられます。
特筆すべきは、新採用の大型パノラミックルーフ(オプション)による開放感たっぷりの自然光と、アンビエントライトが演出する「星空イルミネーション」(158個のLED星型モチーフ)です。
夜には幻想的な輝きを体験でき、特別な室内空間を堪能できるでしょう。
シート表皮には、環境に配慮した「ARTICO」素材の人工レザー/ファブリックや高級レザーを採用しています。
また、独自のOSと第4世代のインフォテイメントシステム「MBUX」が採用され、Google Mapsベースの高精度ナビゲーションやOTAによるアップデートにも対応。最先端のデジタル機能も搭載しています。
動力性能では、完全な電動自動車としての最新技術と、新開発のプラットフォーム「MMA(メルセデス モジュラーアーキテクチャ)」が新型CLAシューティングブレークの最大の特徴といっても過言ではないでしょう。
MMAシャシの支えにより、クーペのスポーティさとワゴンの安定性を見事に両立させています。
パワートレインは200kWのモーターの「CLA250+ with EQ Technology」、260kWで前後モーターを搭載する「CLA350 4MATIC with EQ Technology」を設定。航続距離はCLA250+が761km、CLA350 4MATICが730km(いずれもWLTP)となっています。
いずれも85kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせますが、エネルギー密度を高めること、800Vのアーキテクチャを採用することで、10分以内の充電で航続距離310kmを確保することができます。
なお、48Vマイルドハイブリッドを搭載するガソリン車もラインナップされる見込みです。
先進機能では、最新の安全装備とサポートシステムも搭載されています。
新世代のレーダーやカメラを使用した「ドライバーアシスタンスパッケージ」により、高速道路や渋滞時での「半自動運転サポート」や「アクティブレーンキープアシスト」、「車間維持機能」などを利用できます。
価格などは発売時期が近づくにつれて発表されるものとみられます。
なお、日本での販売について正式なアナウンスはありませんが、現行のCLAシューティングブレークの人気と、これまで全モデルが日本に導入されてきた前例を考えると、新型モデルも日本で販売される可能性が高いでしょう。
ちなみに現在の国内での販売価格(消費税込み)は、現行型・2025年モデルが616万円からとなっていますが、BEV化によりさらに高くなると予想されます。今後の動向に注目です。
Writer: TARA
トヨタ自動車のある愛知県在住。学生時代にクルマやバイクに魅了される。大手オイルメーカーに就職し、自らもモータースポーツに参戦開始。その後は鈴鹿サーキットで勤務しつつ、カートレースやバイクレースを経験。エンジンやサスペンション、タイヤや空力などの本格的な知識を得る。現在はプライベートでさまざまなクルマやバイクに触れながら、兼業ライターとして執筆活動に勤しむ。現在の愛車はトヨタ ヴォクシー/ホンダ N-BOX。

















































