トヨタ新型「ルーミー」はいつ登場? 現行9年目に突入も爆売れ続く理由は? 軽よりも大きくミニバンより小さい「コンパクトワゴン」とは

コンパクトハイトワゴンのトヨタ「ルーミー」の人気が続いています。いまでも販売台数ランキングでは上位に位置しますが、なぜ売れ続けているのでしょうか。

発売からだいぶ経つけどルーミーが人気な理由

 2016年の登場から9年目を迎えるトヨタ「ルーミー」。

 いまでも販売台数ランキングでは上位に位置します。

 なぜいまでも売れ続けているのでしょうか。

人気なトヨタ「ルーミー」なぜ人気?
人気なトヨタ「ルーミー」なぜ人気?

 コンパクトハイトワゴンのトヨタ「ルーミー」の人気が続いています。

 OEM元である「トール」がダイハツの認証申請不正問題により2023年末に出荷停止になり、2024年春に生産を再開したという経緯がありますが、生産再開後もトヨタ「ライズ」を含め、トヨタのダイハツOEMモデルの人気が際立っています。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)によると、ルーミーは2025年上半期の登録車販売ランキングで前年対比233.1%の4万4889台を記録し、6位にランクイン。2025年7月も前年対比101.5%の1万150台で、登録車3位につけています。

 2016年11月にタンク(トヨペット店、ネッツ店扱い)とともに発売されたルーミー(トヨタ店、トヨタカローラ店扱い)は、2020年5月のトヨタ全車種併売化を経て、同年9月にルーミーに一本化されました。

 すでに発売から9年近くが経とうとしているルーミーは、トヨタの強力な販売力を背景に売れているのはもちろん、5ナンバーサイズを基本とするコンパクトハイトワゴンの中でもスズキ「ソリオ」、「ソリオバンディット」とともに、小さめのボディサイズであることが売れている大きな理由といえます。

 ルーミーのボディサイズは、全長3700〜3705mm、全幅1670mm、全高1735mmで、最小回転半径は4.6m〜4.7m。

 5ナンバーサイズ枠いっぱいとなる全幅1695mmのトヨタ「シエンタ」の最小回転半径は5.0mで、ひと回り小さくなっています。

 シエンタのライバルであるホンダ「フリード」も「エアー」は全幅1695mm、「クロスター」は全幅1720mmで、最小回転半径は5.2m。

ル ーミーはシエンタよりも25mm幅が狭く、最小回転半径も0.3〜0.4m短い程度ですが、この差を無視できない駐車場や自宅周辺の道路事情を抱えるユーザーからすると、スズキ・ソリオ/ソリオバンディットも含めて、コンパクトカーの中でも有力な選択肢になります。

 背の高いコンパクトハイトワゴンらしく、ボディサイズの割に室内空間、ラゲッジスペースに余裕があり、小さな子どもが2人いるファミリー層にとって使いやすいパッケージングも長所です。大開口を備えるラゲッジには、自転車などの大きな荷物も積載できます。

 リア両側スライドドアと前席左右間、前後席間のウォークスルーも美点。リヤスライドドアは、小さな子どもがいる家族にとって便利なのはもちろん、駐車場が狭く、運転席側を壁などの障害物ギリギリに停めて、助手席側から出入りする(逆もあるかもしれません)などの使い方にもマッチします。

 それであれば、軽スーパーハイトワゴンで十分という声もあるはずで、実際に登録車のコンパクトハイトワゴンから軽スーパーハイトワゴンに流れている層もありそう。

 一方で、マイカーを1台しか所有できない大都市部などでは、「軽自動車ではなく登録車で」というニーズもあると思われます。

 さらに、手頃な価格も魅力です。

 エントリーグレードの「X(2WD)」は、174万2400円で、ターボエンジンの「G-T(2WD)」も206万5800円という設定。

 2WDで最上級となる「カスタムG-T」も225万7200円という比較的リーズナブルな車両価格となっています。

 なお、アダプティブクルーズコントロール(ACC)やブレーキホールド付電動パーキングブレーキ、アダプティブドライビングビーム、本革巻ステアリングなどは「カスタムG」、「カスタムG-T」に標準になるため、ニーズに応じて選択したいところです。

 軽スーパーハイトワゴンの王者であるホンダ「N-BOX」は、173万9100円〜247万5000円という価格設定になっていて、ターボモデルになると200万円を超えています。

 2025年1月に一部改良を受けたライバルのスズキ・ソリオ/ソリオバンディットは、先進安全装備の最新化と充実ぶりをはじめ、公式にはアナウンスはされていないものの、足まわりのチューニングによりハンドリングを高めた走りが美点となっています。

 ルーミーの好調ぶりからすると、ソリオももっと売れていいような気もします。

 しかし、ダイハツ・トールが2025年上半期の登録車ランキングで圏外であることも含めて、先述したようにトヨタの販売力を裏付けているともいえます。

【画像】超カッコイイ! これが「“次期型”ルーミー」!?」 画像で見る(30枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー