新「うすうすスーパーカー」初公開! 大口顔&斬新ハンドル採用の「新型コルベット」!? 全長4.7m級の「カリフォルニア コルベット コンセプト」登場
GMが、「コルベット」を再解釈した新たなコンセプトカー「カリフォルニア コルベット コンセプト」を発表しました。南カリフォルニアのテイストが与えられたというこのハイパーカーは、どのような特徴を持っているのでしょうか。
コルベットの未来を示す、第2のコンセプトカーが登場
ゼネラルモーターズ(GM)は2025年7月24日(現地時間)、シボレー「コルベット」に着想を得たハイパーカーのコンセプトモデル「カリフォルニア コルベット コンセプト」を発表しました。

このモデルは、2025年にデビューする3台のコルベットコンセプトシリーズの第2弾で、GMのカリフォルニア州パサデナにある先行デザインスタジオによって開発されました。
コルベットの伝説的なパフォーマンスに敬意を払いつつ、南カリフォルニア(SoCal)特有のテイストを取り入れた、未来的なデザインスタディとされています。
そもそもコルベットとは、1953年の初代登場以来、70年以上にわたってアメリカンスポーツカーの精神を体現してきた、シボレーブランドを象徴する2シータースポーツカーです。
大排気量のV型8気筒エンジンをフロントに搭載するFRレイアウトを長年貫いてきました。
しかし、2019年に発表された現行の8代目(C8)では、ブランド史上初となるミッドシップエンジンレイアウトへと大胆な変革を遂げ、世界のスーパーカーと肩を並べる運動性能を獲得。日本でも2020年から受注が開始されています。
現行モデルのボディサイズは全長4630mm×全幅1940mm×全高1225mmで、6.2リッターV型8気筒エンジンは最高出力502PSを発生します。
今回発表されたコンセプトカーの最大の特徴は、フロントヒンジで開閉する一体型のコックピットキャノピーです。
このキャノピーは完全に取り外すことが可能で、流麗なロードゴーイングスポーツカーから、軽量なオープンエアのサーキットマシンへと姿を変える二面性がデザインの核となっています。
エクステリアは、ワイドなホイールと対照的に、絞り込まれたキャビンというコルベット伝統のプロポーションを継承。ボディサイズは全長4669mm×全幅2184mm×全高1051mmと、非常に低くワイドなスタンスを誇ります。足元には、フロント21インチ、リア22インチの大径ホイールが装着されています。
インテリアは、ドライバーの集中を最大限に高めるため、ミニマルにデザインされています。ディスプレイは走行性能に特化した情報を表示し、拡張現実(AR)技術を用いたヘッドアップディスプレイが、高速走行時に必要最小限のデータのみをドライバーに提供します。
このコンセプトカーに市販の予定はないとのことですが、軽量なカーボン製タブ構造のボディや、アクティブエアロスポイラー、低重心化を可能にするT字型のバッテリーパックの想定など、未来のハイパーカー像が示されています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。














































































