まさか“群馬”に「ニュルブルクリンクサーキット」があった!? スバルのドライブアプリ「SUBAROAD」STIコラボの新コース「赤城のニュル」を「レヴォーグ」で走ってみた!
2人のスーパーGTドライバーのトークがめちゃ楽しい!
スタート地点は、日本一来場者が多い道の駅として大人気の「道の駅 川場田園プラザ」。ではさっそくスタートしましょう。
その前に気が付いたのは、スバロードアプリの進化。
以前取材で体験したときはスマホアプリとしてスマートフォン上だけで機能するだけでしたが、最新バージョンはApple CarPlayに対応しており、クルマのディスプレイにアプリが映せるようになっているのです。これはうれしい進化です。
そしてこの“赤城のニュル”を駆け抜ける特別コースには、新しい試みも。
それはSTI監修として、国内でもっとも人気のあるレース「スーパーGT」に「SUBARU BRZ GT300」で参戦する山内 英輝選手と井口 卓人選手による特別音声ガイドが収録されていることです。
スバロードはGPSと連動しており、定められた地点に行くとその場所にちなんだトークが流れる仕掛け。
実際に、両選手が“赤城のニュル”の新コースをドライブして、そのときの会話が収録されており、そして意外にもトークが長いのです(笑)。
筆者(工藤貴宏)はそれを聞いていて、ラジオのようでもあり、まるで彼らが自分のクルマに同乗しているようでもあると感じました。

トークの内容は、その場所やそこから見える風景にちなんだものから始まり、運転のポイントに関してや「SI-DRIVE」のオススメ設定などクルマにちなんだものも。
おそらく意図してはいないであろう、収録時のウインカーの音も入っていたりしてなかなかリアルです。
ときにはユーモアに満ちた2人のドライバーの掛け合いトークを楽しんだ正直な印象として「それを聞くためにわざわざ“赤城のニュル”を訪れてもいい、むしろ訪れるべき」と思えるほどでした。
もし、自宅から赤城山麓が遠くても、まずはそこまでスバロードのためにクルマで移動するのも、ある意味スバルが提供するクルマの価値性能のひとつである「グランドツーリング」を愉しめるでしょう。
せっかくなので群馬県太田市にある「スバルビジターセンター」(見学には予約が必要)を訪れたり、SUBARU群馬製作所 本工場の正面にある和菓子屋(伊勢屋)に立ち寄って「スバル最中」を買ったりするのもオススメです。
今回、筆者はSTI NBR CHALLENGEのドライバーを務める佐々木孝太選手と一緒に“赤城のニュル”をドライブしました。
佐々木選手からにニュルの裏話や「このルートのここがニュルっぽい」といった話を伺いながら、楽しくドライブしつつレヴォーグを堪能。佐々木選手の話はとても面白く、2時間以上のドライブでもまだ時間が足りないほどだったこともお伝えしておきましょう。
“赤城のニュル”が一体どんな道を走り、どんなスポットに立ち寄るのかはここでは言及しません。ぜひ実際にご自分で体感してみてください。
※ ※ ※
このスバロードのドライブアプリはスバル車ユーザーでなくても使うことができます。
利用するスマートフォンはiPhoneにもAndroidにも対応しますが、車両との連携に対しては現時点ではApple CarPlayのみでAndroid Autoは対応していません。
スバロード担当者によると「超えなければならないハードルがあるがAndroidにも対応していきたい」とのことなので、期待して待ちたいところです。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

































