トヨタ「“新”ハイエース」どう変わった!? 精悍「漆黒」内外装×走り重視の「“スゴい”高性能」仕様に!? 超カッコいい400万円超えの“最上級”モデル「ダークプライムS」に注目!

トヨタのロングセラーモデル「ハイエース(ハイエースバン)」には、個人ユーザーに向けた特別仕様車が用意されています。いったいどのようなモデルなのでしょうか。

「商用車感」を払しょくした「ハイエース“最上級”モデル」が登場

 2025年2月7日、トヨタは現行型「ハイエース」(200系)の誕生20周年を記念し、特別仕様車「スーパーGL“DARK PRIME S”(以下、ダークプライムS)」を追加設定しました。

 まさに「最上級のハイエース」というにふさわしい“ダークプライムS”の魅力について紹介します。

走り重視の「“スゴい”高性能」仕様に!?
走り重視の「“スゴい”高性能」仕様に!?

 ダークプライムSは、ハイエースのなかでも上質な仕立ての「ハイエースバン スーパーGL」(標準幅・ロングボディ・標準ルーフ)をベースにした特別仕様車です。

 ボディサイズは、全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mmと、狭い路地でも使いやすい4ナンバーサイズを維持しています。

 スーパーGL自体、しっかりしたかけ心地の大型3人掛け2列目シートを備え、装備や内装の加飾を充実させるなど、乗用ワゴン並みの充実ぶりで、個人事業主やレジャー用途の個人ユーザーなどから根強く支持を集める人気グレード。

 そこへダークプライムSには、さらにエクステリアにクリアスモーク加飾のLEDヘッドランプやプラチナサテンメッキのフロントグリルとバックドアガーニッシュ、専用メッキエンブレムなどがたっぷりとおごられています。

 もはや、スーパーGLにほのかに残る「商用車感」はほとんどなくなり、ダークプライムSは乗用車としての洗練された高級感のあるスタイルを実現しました。

 アウトドアブームを受けてさらに増え続けるレジャーユースにもピッタリのエクステリアといえます。

 ダーク調に統一された室内は雰囲気が洗練され、ダークプライムSの名にふさわしい専用装備が目白押し。

 4本スポークステアリングホイールは本革巻きでカーボン調加飾が追加され、ステアリングスイッチペゼルやフロントエアコンコントロールパネルには、ダークシルバー加飾を追加しています。

 インパネアッパー部やフロントドアトリムのパワーウィンドウスイッチベースはカーボン調加飾があしらわれ、シフトノブやシート表皮、ルーフ&ピラーに至るまで、ブラックの専用装備でまとめられています。

 デュアルパワースライドドアも標準装備化され、日常での使い勝手もバッチリです。

専用ショックアブソーバーも採用し走りの質を向上させた「ダークプライムS」

 さらに今回の特別仕様車の目玉といえるのが、エンジンと足回りの改良です。

 ダークプライムSは、2.8リッター直列4気筒「1GD-FTV」型ディーゼルターボエンジンのみの設定ですが、ベース車に対しさらに高出力化され、通常の最高出力151馬力・最大トルク300Nmから158馬力・330Nmへと性能が向上しました。

 出力は約5%、トルクは約10%増加し、より力強い加速性能を実現しています。

 また、サスペンションには専用のショックアブソーバーを採用しました。

 ベースのスーパーGLでは、重い荷物を載せることが前提として設計されていたため、荷物が載ると落ち着くように足回りがセッティングされていました。

 しかしこれでは、空荷の状態だとヒョコヒョコした乗り心地になってしまいます。

 スーパーGLを選択するレジャーユースの個人ユーザーの場合、大量の重い荷物を載せることは少ないため、ダークプライムSでは空荷の状態を前提にした足回りのセッティングへ変更しました。

 荷物ではなく、人が乗っていて乗り心地が良いと感じられる足回りへと進化しているのです。

 そんなスーパーGL ダークプライムSの価格(消費税込み)は、420万円/450万1200円(2WD/4WD)。

 標準仕様のスーパーGL(ディーゼル)よりも42万4500円高となりますが、ここまでの徹底した仕様変更を考えれば、非常にお得な価格設定といって良いでしょう。

 トヨタディーラーでも、販売開始時から非常に期待の高かったダークプライムS。

 筆者(赤羽馬)の取材に対し、とある販売店の営業マンは次のように話します。

「元々、法人関係に売れ行きの良いハイエースですが、今回の特別仕様車は非常に珍しく、徹底して個人ユーザーをメインターゲットにしたハイエースです。

『ノア/ヴォクシー』や『シエンタ』といったミニバンを検討しているユーザーや、SUVを検討している方にも、強くおすすめできるクルマに仕上がっていますね」

 営業マンも太鼓判を押すダークプライムSですが、実際の売れ行きも非常に良いとのこと。

 実は登場から間もなく完売状態となり、現在はハイエース自体が実質的に受注停止状態になっています。

 注文再開の目途は立っておらず、残念ながら今は欲しくても買えない状態なのです。

もはや高級ミニバン級の豪華内装に進化した「ダークプライムS」

※ ※ ※

 車中泊やキャンプの相棒として、さらにはミニバンなどのファミリーカーの代わりとしても購入されるハイエース。

 職人さんの仕事の相棒だけではなく、ハイエースの用途は無限に広がっています。

 人気モデルなだけに、一刻も早い注文再開が期待されるところ。最高にカッコいいダークプライムSの安定供給を願っています。

【画像】超カッコいい! これがトヨタ「新ハイエース」の「“スゴい”走り」です! 画像で見る

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